徳間書店は、京都大学教授で哲学者、NTT「京都哲学研究所」の代表理事を務める出口康夫氏による新書『京大哲学講義 AI親友論』を発売します。本書は、近い未来に訪れるともいわれるシンギュラリティ(技術的特異点、AIが人類の知能を超える転換点)への対応をテーマに、AIと人間の新たな関係性について考察します。
出口康夫氏の新著「京大哲学講義 AI親友論」
ChatGPTなどの生成AIが登場したことで、AIが人類の知能を超える転換点をいつか迎えることを予見した仮説・シンギュラリティをめぐる議論が活発に行われています。
著者の出口康夫氏が京都大学で行った講義を収録した本書は、AIと人間の関係、両者のあるべき姿を問い、哲学的な視点から新たな論点を提起します。
同著では、「AIと人間が親友になれるのか」をテーマにした座談会も収録。パネリストには、『アダム・スミス――「道徳感情論」と「国富論」の世界』著者である堂目卓生氏(大阪大学)、大阪・関西万博でシグネチャーパビリオン「いのちの未来」を公開した石黒浩氏(大阪大学)、そして自動運転などの先進運転支援システムを研究する青木宏文氏(名古屋大学)などの面々が登場します。
本書の刊行を記念して、次のイベントが開催される予定です。
『京大哲学講義 AI親友論』刊行記念トーク
【日時】2023年8月中旬予定
【場所】「京都大学人と社会の未来研究院」YouTubeチャンネル
【ゲスト】安宅和人氏(慶應義塾大学環境情報学部 教授/Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト)
オンラインセミナー『AI親友論』から考える個人、組織、リーダーのあり方とは
【日時】2023年8月22日(木)10:30~12:00
【場所】アルー株式会社ホームページ内
【ゲスト】中村俊介氏(京都大学経営管理大学院 客員准教授/アルー株式会社 エグゼクティブコンサルタント)
書籍概要
『京大哲学講義 AI親友論』
著者:出口康夫
定価:1,815円(税込)
ISBN:978-4-19-865660-7
判型・ページ数:四六判、208ページ