ラストフィッシュのシーバスバラシ
このへんから「今日の釣行記、どう書けばいいだろうか」と心配になってくる。一応釣れたことだけレポートするように心がけているので、ボウズは困る。記事中でいろいろ言い訳をしなければならない。まあそういうのも得意だけれど。
半ばやけっぱちになって、この日まったく食う雰囲気があるとも思えない60mmのフローティングルアーをかっ飛ばすというアホみたいなことをし始める。すると、10mほど手前でボラっぽいのがボコンと跳ねた、その直後に入れ違いに食ったのかシーバスヒット。サイズは小さい。表層で掛けてしまったのでバコバコとエラ洗いしやがる。よく耐えるなと思うほどルアーのフックは口元に吸い付いていた。
よしよし、あとはタモ入れだけ。それもうまくいったかと思ったかと引き上げると、ルアーだけ戻ってきてシーバスの姿は消えていた。
これくらいのシーバスかな?(提供:TSURINEWSライター井上海生)
意外にすがすがしいバラシの日
徹底的なバラシの釣りとなると、これはこれでいいのではないかと思えてくる。別に負け惜しみを言いたいわけではなくて、ラストバラシのシーバスのあとでは、何か心からすがすがしいものがあった。
こんな日があるから、小型を掛けたときも嬉しいし、デカいのを掛けたときに燃える。釣りをありがたく感じるために、バラシ・デイもたまには必要だ。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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