タンゴピアニストによる、情熱あふれるコンサートがやってくる。

10月28日(土)に横浜市の「港南区民文化センター ひまわりの郷・ホール」にて、ヒラルディージョ・フラメンコ&ラテンライブvol.195『Piano Duo ピアノデュオ・コンサート』が開催となる。非日常的な、多彩な音の世界に飛び込んでみよう。

二人のタンゴピアニストによる、2台のピアノを操るコンサート

タンゴの老舗、六本木カンデラリアでハウスピアニストを経て、ジャズ、フラメンコ、ポップスなどボーダレスに活躍している須藤信一郎氏。また、アルゼンチンに渡り、現地のタンゴ楽団でも活躍した青木菜穂子氏。

『Piano Duo ピアノデュオ・コンサート』では、この個性的な二人のピアニストが、スタインウェイD274とヤマハCFIIIS、特徴の異なる2台のピアノを操り、ソロやデュオの演奏を届けていく。

タンゴの名曲はもちろん、ジャズ、アルゼンチンフォルクローレなど中南米の曲、それぞれのオリジナル曲など、あらゆる音を体感できるだろう。

ボーダーレスピアニストとして活動する須藤信一郎氏

須藤信一郎氏は、銀座のピアノバーやアルゼンチンタンゴの老舗、六本木カンデラリアでハウスピアニストを経て、アルゼンチンタンゴ、そしてジャズピアニストとして活動を開始。そして現在は、タンゴ、ジャズに留まらず、POPs、演歌、シャンソンなど、ボーダーレスピアニストとして活動している。

さらに海外では、タンゴピアニストとして、韓国、カナダ、フランスで公演し好評を博している。加えて、近年は八代亜紀氏の専属ピアニストとしても活動。また、バンドネオン奏者小松亮太氏のバンドやフラメンコギタリスト沖仁氏のサポートピアニストとしても参加してきた。

他にも、これまでに五木ひろし氏や香西かおり氏、堀内孝雄氏、グラシェラ・スサーナ氏などとも共演。クールでかつ情熱的な演奏で、聴くものを非日常的な時空へ誘うと定評がある。

力強さと繊細さで魅了する青木菜穂子氏

青木菜穂子氏は、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業後アルゼンチンに渡り、ニコラス・レデスマ氏に師事。そして、2年間現地の市立楽団「オルケスタ・エスクエラ・デ・タンゴ」のピアニストとしてTVやラジオなど数々の場で演奏してきた。

さらに、ブエノスアイレスやチリでのフェスティバルをはじめ、アメリカのバレンタンゴ祭、また世界各国から10人のピアニストを集めたバンクーバーでの10グランズ・ピアノコンサートに2年続けて招聘など、あらゆる国の音楽祭に出演している。

他にも、リーダーアルバムを含めた自己作品を8枚リリースしており、演劇や映画・ダンスの音楽にも関わる等数多くの国内外のアーティストと共演し、作編曲にも注力。力強さと繊細さをあわせもつ鍵盤で、定評を得ている。

なお、コンサートのチケット価格は前売券が2,200円(税込)、当日券が2,500円(税込)で、全席自由となる。世界で活躍するアーティストの貴重な協奏を見逃すな。

港南区民文化センター ひまわりの郷・ホール
所在地:神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1
アクセス:京急線、横浜市営地下鉄「上大岡」駅直結

(綱嶋直也)