2023年6月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は22万6760台で、前年同月比+33.6%と6ヶ月連続の増加。普通乗用車は、前年比47.4%増と好調だった先月を上回る同48.6%増の15万4137台。小型乗用車は7万2623台で10.2%増と3カ月連続の前年超えとなった。Kカー(乗用車)は9万2238台で同7.0%増。

6月の総合トップはホンダ・N-BOX。2位のダイハツ・タントが前年の2.5倍の販売で迫る。先月も前年の2.6倍の販売台数で、昨年10月の新型導入後、好調が継続している。ダイハツ・ムーヴも前年同月比140%と先月の5位から4位にランクアップ。

6月自動車マーケットは6位までが1万台超えと好調。首位はホンダN-BOX。(23年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

7月半ば時点で工場出荷が3ヶ月と短縮されてきたN-BOX。一部モデルは1~2カ月だそう

先月登録車で首位に立ったトヨタ・プリウスだったが、今月は再びトヨタ・シエンタが登録車トップに返り咲いた。前年同時期はモデル末期であったこともあるが、前年比287%、1万2000台近い販売台数はボーナス前の需要月、6月の販売台数としても立派な数字だ。(昨年の6月の登録車トップは8734台登録の日産ノート)ここ3カ月の月平均販売台数も1万台超えの実績。

6月自動車マーケットは6位までが1万台超えと好調。首位はホンダN-BOX。(23年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

トヨタ・シエンタHV・Z(FF)。シエンタは昨年8月のFMC後、好調な販売を継続。ボディサイズは使い勝手に優れた5ナンバー規格。

SUV部門での首位はヤリスクロス。2位のトヨタ・ハリアーに2000台の差をつけた。
ハッチバックのヤリスも今月はTOP10入りし、ヤリス・シリーズ全体では1万7720台を登録している。この数字は先月と同様、N-BOXの販売台数を超える。

6月自動車マーケットは6位までが1万台超えと好調。首位はホンダN-BOX。(23年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

ランキングは6月の販売/登録台数順

ブランド別新車販売台数(台)(普通車/小型車/軽自動車/計 (カッコ内)は前年同月比%)

トヨタ 73,831 /42,402/ 1,540/ 117,773(157.6)
レクサス 8,584/ー/ー/8,584(243.8)
ホンダ 9,444 /11,636/ 19,851/ 40,931(89.9)
日産 16,506 /6,292/ 10,920/ 33,718(118.9)
マツダ 11,027 /1,792/ 2,112/ 14,931(139.1)
スズキ 1,205/ 8,197/32,873/ 42,275(107.7)
スバル 6,307 /127/ 781/ 7,215(103.6)
三菱 3,694/ 350/ 3,875/ 7,919(110.4)
ダイハツ 10 /962/ 33,308/ 34,280(121.8)

※表記順、数値は7月発表の自販連発表数値による

提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ