自由で多様な表現が求められた70〜80年代にデザインされたプロダクトが勢揃い。
東京・清澄白河にあるギャラリー「stoop(ストゥープ)」にて、「POSTMODERN|MONOCHROME」展が8月5日(土)〜8月27日(日)の期間で開催となる。
ポストモダンスタイルとして区分されるプロダクトを中心とした、国内最大規模級のラインナップ。ギャラリーに集う貴重なコレクションを見逃すな。
「POSTMODERN|MONOCHROME」展を開催
歴史ある商店街の一角に佇むギャラリー「stoop」。国境や年代に縛られずに、「現在」の感性を通してコレクションされたアンティークやヴィンテージの家具・オブジェ・アートを展開している。そんな清澄白河のギャラリーにて、「POSTMODERN|MONOCHROME」展は開催となる。
近代化による装飾を排除したモダニズム建築に異議を唱え、より自由で多様な表現を求めたポストモダン運動。今回の展覧会では、そんなポストモダン運動が主流であった70〜80年代にデザインされ、ポストモダンスタイルとして区分されるプロダクトを中心に展示する。
また、メンフィスに所属し国際的に活躍したデザイナーであるEttore Sottsass(エットレ・ソットサス)や、国際的な建築家であるMario Botta(マリオ・ボッタ)、さらにはPhilippe Starck(フィリップ・スタルク)などのヴィンテージ作品を含む、約70点にも及ぶプロダクト群を展示・販売していく。
日仏デザイナーユニットによるプロダクトも登場
フランス人・日本人からなるデザイナーユニット「Agnès & Hiroyuki Yamakado(アグネス & ヒロユキ・ヤマカド)」は、1980年代にパリを拠点に活躍し、世界中で6万脚以上も販売されたチェア「CINDERELLA(シンデレラ)」など、数々の名作を生み出したデザイナーユニットだ。
展覧会では、彼らの日本初となるプロダクトの展示・受注販売も行っていく。
ミュージアムグッズの販売も実施
特定の思想や分野・個人・事象に焦点を当てたキュレーションプロジェクト「TOOPERSON」も、同展に協力。ポストモダン精神を汲み取り、より多角的なアプローチでの提案を行うことを目的とした、Tシャツやキャップ、その他雑貨などのミュージアムグッズの販売を実施する。
国や時代を超えたプロダクトたちを目撃し、新たな感性を養ってみては。
stoop
所在地:東京都江東区白河2-5-10
アクセス:清澄白河駅B2出口より徒歩3分
(綱嶋直也)