「成功する“装い”を提供する」をコンセプトに掲げ、オーダーメイドアイテムを中心としたビジネスウェアを展開するブランド「SOLVE(ソルブ)」から、日本の立体裁断の第一人者である大野順之助氏デザインのドレスシャツ「匠のシャツ」が登場。
「SOLVE」公式サイトにて7月26日(水)より予約販売を開始した。長く愛用できる、特別な一着になりそうだ。
「SOLVE」の特別企画から誕生した「匠のシャツ」
「匠のシャツ」をデザインしたのは1960年代にニューヨークで多くのセレブのドレスを手掛け、人台の開発、アメリカ式立体裁断やパターンメイキングの教育・普及など日本のアパレル産業に多大な貢献をもたらし、60年以上第一線で活躍するアミコファッションズ社の大野順之助氏。
立体的な構造がもたらす動きやすさや着心地を追求しながら、鏡を前にした時に「よし」と自信を持てるように、もっとも美しく見えるように、丹精込めて作った一着だという。
特別企画として作られた同商品だが、開発には4年以上の期間を要し、特に顔の印象を決める襟周りのデザインには100回以上の試作を行ったとのこと。
国際舞台で活躍する人たちのシャツを何枚も分析し、試行錯誤の末作られたこのシャツは、良質で時代に左右されない上に、国際的な舞台でも通用する普遍的なデザインで、長く大切に着こなせそうだ。
根拠のあるデザイン性と立体裁断を用いたパターン
大野氏が学んだ頃のアメリカはニューヨーク式の機能美に加え、パリ式の感性が注入された立体裁断技法が高度に熟成された時期だった。そのため、彼がデザインする服は美しいシルエットと軽やかな着心地を併せ持っている。
「匠のシャツ」はフォーマルすぎないソフトな仕立て。第1ボタンを外したリラックススタイルでも上品に見えるようにし、どのような顎の形とも違和感のないレギュラーカラーを追求した。
縫製品質と型紙の美しさを際立たせる贅沢な生地
裁断・縫製は日本の職人が丹精込めた手作業で行い、細部の作業まで一つ一つ丹念に作り込んでいる。
また、生地は世界最古の生地メーカーであるトーマスメイソン社の美しい光沢と耐久性を備えた実用性の高いコットン100%の生地。ニューヨーク式立体裁断の羽織るような軽さを実感できるように、目の詰まった動きの少ないブロードをセレクトした。
製品は10月1日(日)より順次発送する予定。
こだわり抜かれたシャツは、ここぞという時に活躍する勝負シャツになりそうだ。
(hachi)