ファッション界のトレンドである“サステナブル”を主役にした新スニーカーブランドが誕生。
日進ゴム社が、エコフレンドリーでストレスフリーな次世代スニーカーブランド「RALLY GROUND(ラリーグラウンド)」の1stモデルを10月にリリース。ブランド直営のECサイトから発売される予定だ。
「RALLY GROUND」のサステナブルスニーカー
「RALLY GROUND」は、日進ゴムが90年以上にわたり培ってきた技術を活かし、アースフレンドリーなタウンスニーカーを作るために立ち上がったブランド。北欧・南欧の素材メーカーや他ブランドと共創し、快適な履き心地やデザインのスニーカーを開発する。
「RALLY GROUND」の1stモデルには、日進ゴムが自社開発した合成ゴム「Bambrub(バンブラブ)」ソールや、コーヒーフィルターの生産時の廃材を再利用した生地「Cafetex(カフェテックス)」、ポルトガル産の天然コルクが使用されている。これにより、モデル全体の93%を植物由来とすることに成功。
1stモデルは23cmから29cmまでのサイズ展開、価格は15,000〜18,000円ほどとなる予定だ。
通常のゴムより軽く柔らかな「Bambrub」ソール
「Bambrub」ソールは、竹と天然ゴムを主要成分として開発されたソール。通常の石油素材を94%植物由来の代替品としており、通常のゴムよりも10%軽く、そして柔らかな質感となっている。
「Cafetex」で爽やかな質感に
「Cafetex」は、コーヒーフィルターの製造時の廃材を原料に開発。独特なコシと爽やかな感触が特徴だ。
天然コルク材をインソールに採用
さらに、同ブランドの各モデルにはポルトガルで育てられた天然コルク材を使用している。
コルクは主に分厚いインソールとして使われ、ストレスフリーな履き心地を作り出すための大切な要素となる。足にフィットする感触もコルクならではだ。
「RALLY GROUND」の今後の展開にも注目が集まる
同ブランドは今年、Portugal×JapanモデルとEstonia×Japanモデルの2種類を発売予定。
Portugal×Japanモデルは、BambrubソールとCafetex、ポルトガル製コルクインソール、そしてコルクで作られた合皮「コルクレザー」を使用したブランドのフラッグシップモデル。
一方、Estonia×Japanモデルは、エストニアのシューズブランド「TOKU」との共同開発モデル。バルチックウールをBambrubソールうあコルクインソールと組み合わせたユニークなスニーカーとなる予定だ。
ブランドの今後の展開からも目が離せない。
(IKKI)