釣りの再現性が高い
普通のSUPとエレキモーターを使用した釣りは、風や潮に影響されて流されながらの釣りになります。特にSUPは風を受けやすい形状になっていて、すぐに回転させられます。パラシュートアンカーを使用しても風の影響を受けやすいものでした。
私の考えるタイラバでの釣り方のメインは、地形におけるドテラの流し方に重要なポイントがあるのですが、手漕ぎやエレキでは風の向きで流されるしかありませんでした。これでは思い通りの流し方をできるかは風向き次第になってしまい、再現性が低くなりがちでした。
それが、ペダル式なら風向きがどうであれ自分で調整しながら思い通りのラインを何度も流せるから、釣れたときの釣り方を再現できます。 風で流されながら運良く魚に出会うのではなく 自分の考えで見つけ出した魚を狙えます。そして、それが運ではなく再現できるのだから、釣果は倍以上になりました。

根掛かりでのルアーロストが激減
釣り方以外にも、アイトレック9の利点はあります。根掛かりしたときにすぐに反対側に回り込めば、簡単に根掛かりを外せました。アイトレック9で6回釣行に出かけて、タイラバ1ロストのみと、驚異的な回収率でした。
手漕ぎでの根掛かり回収率は40%ほどだったと思います。普段の1釣行あたりのタイラバロストは1〜3程度だったので、6回釣行したら6〜18個になり金額でええば1~3万円ものロスになります。これが1年間になったら……。これは自分でも驚きのデータでした。 船体を購入しても、数年で軽く元が取れそうです。
タイムロスも減少
より高価でロスト率の高いジギングやミノーなどのキャスティングの釣りなら、なおさらかもしれません。 根掛かり外しに掛かる時間も短く、タイムロスが少ない。
根掛かりすればタイラバロストだけでなく、リーダー結び直しも付きまとう。そして風に流される。 時間にすれば15分以上は確実にロスするだろう。4回根掛かりしただけで1時間ほど無駄にしてしまいます。
環境にも優しい
足漕ぎなら掛かっても1〜2分でほぼ外せて、根掛かりしやすいポイントから移動することができる。 自身の財布事情だけでなく、ルアーロストしないことで海の環境や生態への影響も減らすことができます。
ゴミを持ち帰るのは当たり前ですが、ロストを減らすのは難しい。それがこんなにも差が出たことに、今までの釣り方に反省するきっかけになりました。