100kW(136ps)の電気モーター搭載、CO2排出のない革新的な「E-スクード」は、モビリティと移動の自由の新時代を築く先導的な役割を果たす
小型商用車などを製造する「フィアット・プロフェッショナル」は、欧州の電気自動車向け移動式オンデマンド充電事業者である「E-GAP」を、フィアット・プロフェッショナルで製造する欧州向けBEV商用車「E-スクード (E-Scudo)」のフリートでサポートし、フル電気自動車の充電をより簡単、迅速かつストレスフリーにすることに貢献している。
このE-フリートには最大出力100KW(136ps)、最大トルク260Nmの50kWhバッテリーパックを搭載した、60台のフィアット・プロフェッショナルの「E-スクード バン」が含まれる。瞬時の応答性を実現する機能でありながら、振動も騒音もなく、もちろん走行中のCO2排出もない。
E-GAPは都市型、モバイル型、オンデマンドの急速充電サービスである。同名のスマートフォンアプリを通じ、顧客はゼロ・エミッションのE-バンを使って、高速でストレスのない自宅充電を受けることができる。このサービスは現在、イタリア(ローマ、ミラノ、ボローニャ、トリノ、ヴェローナ、ブレシア、トレント)、フランス(パリ)、スペイン(マドリード)、ドイツ(ミュンヘン)ですでに展開されており、間もなくイタリアの他の都市やその他ヨーロッパの都市でも利用できるようになる。
新型E-スクード:真のプロフェッショナルのためのバン、自動車の快適性を備えたバン
ステランティス・ミッドバン・プラットフォームをベースに現代的に進化した新型E-スクードは、100%電気パワートレインを搭載。「E-デュカト (E-Ducato)」や「E-ドブロ (E-Doblò)」を含む幅広いオール電化商用車の一部であり、まずは商用として、収入源として自動車を使用する真のプロフェッショナルで構成される、さまざまな顧客のニーズに応えるように設計されている。
このようなニーズに応えるため、フィアット・プロフェッショナル E-スクードは、WLTPサイクルで最大330kmというクラス最高の航続距離を実現。また、ゼロ・エミッション・バージョンは、50kWhと75kWhの2種類のバッテリーサイズ、最大11kWのAC充電能力、最大100kWのDC充電能力を備え、より容量の大きいバッテリーをわずか45分で80%まで充電できるなど、クライアントのミッションの観点からユニークな柔軟性を誇っている。
E-スクードはオールラウンドな商用車として設計されているが、コンパクトなサイズを維持しながらスマートで具体的なソリューションを提供できるという利点があり、自動車のような感覚で使用できる。高さ1.90メートルで、地下の収納庫にも簡単にアクセスできるサイズだ。全長5m(マキシ・バージョンでは5.3m)、最大6.6m3の積載量と相まって「何でも運べ、どこへでも行ける」車両が誕生した。
軽商用車のベンチマークであるフィアット プロフェッショナルは、絶え間ない革新と新機軸により、モビリティと移動の自由の新時代を築く上で、今日も主導的な役割を果たしている。
文・***/提供元・CARSMEET WEB
【関連記事】
・【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
・「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
・【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
・【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
・【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ