自分たちがしてきた表現や批判方法は許容されるが、相手にやられたら許せないというのかいかにも狭量で我田引水な態度です。

そして小池晃書紀局長はTweetの中で、偉人の言葉を引いてこう述べています。

>「あなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」と言ったヴォルテールの爪の垢でも煎じて飲むべき。

個人的な経験からしても、このヴォルテールの言葉をドヤ顔で引く人ほど要注意です。

かつての都議時代、この言葉を座右の銘にしている某政治家に、意見の相違があったからといって週刊誌にあることないことタレこまれて理不尽な攻撃をされるなど、えらい目にあったなあ…(遠い目)。

話を戻して、「主張をする権利は命をかけて守る」というなら、組織を批判した共産党員をあっさり除名することなど考えられないはずです。

参考: 共産党また党員を除名…著書で志位委員長の退陣求め、党首選実施を主張した鈴木元氏

表現の自由・言論の自由は誰しもに公平に担保されてこそ意味があるもの。馬場代表に共産党の存在をなくす力などないし、できるはずもありませんが、共産党は党内で主張をした存在をなくすことを実行しています。

いずれにしても、今回の舌戦は政策論争とは別次元の場外戦。本質的な政策論争を政府与党に対して挑んでいくべく、今日も衆院法制局と秋の臨時国会に向けて政策協議などを重ねておりました。

国会が動いていないと大きな政策的な動きが報告できずもどかしいのですが、地道な努力を重ねていきます。

それでは、また明日。

編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年7月24日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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