【1000m防水の怪物ダイバーズ ウオッチ】フランスの実力派ブランド、Bohen(ボーエン)に注目
(画像=画像をクリックして拡大、『Watch LIFE NEWS』より引用)

Bohen(ボーエン)は日本未上陸の独立系ウオッチブランドで、ブレーズ・ドミニク・ジュリアーニによってフランスで設立され、家族経営で運営されている。 ジュリアーニはボーエンを立ち上げる以前に、高級ブランドのデザイナーとして働いていた経歴を持つ。 高級ブランドでの在職中、自身のデザインをブランドのマーケティング戦略に合わせ、生産コストを監視しつつも、デザイン・トレンドに従わなければならないという制約に倦んでいた。 ジュリアーニは自身のイマジネーションと欲望を何の制約も受けずにデザインへ反映させることに憧れていたのだ。

独学で時計デザインを学んだジュリアーニは、ボーエンのデザインに多くの時間を費やしており、ボーエンの各モデルの開発には平均で2年の時間を費やしているそうだ。 ボーエンのデビューモデルであるMille-Mer(ミル・メール)は最終モデルまでに15種類、2番目のモデルであるStar Diver(スター・ダイバー)は17種類ものバージョンが存在する。

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ボーエンはクラフツマンシップと現在の市場に存在するものと一線を画すウオッチデザインを求めた顧客を対象にしており、時計製造の伝統を守りながらも、限られた数量で製造している。スイスの最高品質部品のみを使用して製造すれば、必然的にコストは上がる。 卸売業者や小売店を通すことなく、顧客に直接販売することにより、販売価格を維持することが可能だ。 今回はボーエンのコレクションから二つのモデルを紹介する。

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Mille-Mer(ミル・メール)は1000m防水機能をもつ、ダイバーズウオッチで豊富なディテールと非常にユニークな技術的特徴を備えている。 ヘリウムガスエスケープバルブが内蔵され、深度のある飽和潜水にも対応している。

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深みのある夜光文字盤はインデックスを1つずつ削り出し、比類ない美しさを表現している。カーブしたサイクロプスレンズを搭載しており、この独自のレンズは、サファイアクリスタルとハンドの僅かな空間に設置している。 ケースサイズは43mm、ステンレススチール製ケースで風防はサファイアクリスタル。 着用した際に邪魔にならないようにリューズは12時位置にあり、ムーヴメントはボーエンが改良したソプロッド製の自動巻きムーブメントを搭載。ケースバックはグレード5のチタン製だ。 ステンレススチール製ブレスレットは工具なしで簡単に交換することができる。 3色のカラーバリエーションがあり、各80本限定となっており、販売価格は3000ユーロ(約46万9000円)。

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次に紹介するのは革新性、精度を証明した STARDIVER(スターダイバー)。このモデルもミル・メールと同じく1000m防水機能を備えおり、エクストリームツールウオッチの尾骨さとラグジュアリーという正反対の二つの世界をミックスしたようなモデルと言える。

機能的な文字盤デザインは視認性に優れ、特大のアワーインデックス、6時位置と9時位置には拡大数字をレイアウトしている。 カレンダーはユニークなトリプルデイト・シークエンスとなっており直感的に分かりやすく、日付けを矢印で指し示している。 リューズは手首に当たらないようにケースの左側に配置されており、頑強で大振りなサイズだが装着感を向上させている。また、この時計のヘリウムガスエスケープバルブは10時位置に配置されている。

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ケースサイズは41mmでステンレススティール製ケース、風防はサファイアクリスタル。このモデルから初搭載されているフルアジャスタブル・マイクロアジャスタブル・ブレスレットは、手首周り15.1cmから22.3cmのサイズに合うよう、工具を使わずに自分でサイズを調整することが可能となっている。機械はソプロッドの自動巻きムーヴメントを搭載。 ケースバックにはグレード5のチタンを採用。カラーバリエーションは1色のみ、300本限定となっており、2023年9月に納品予定。 販売価格は2160ユーロ(約33万7000円)。

》Bohen(ボーエン)

文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

提供元・Watch LIFE NEWS

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