中国の宴会の席では、紹興酒よりも「白酒」という酒が親しまれている。当然、「ガチ中華」との相性も抜群。香り高くクセの強いその味を知り、本場中国のスタイルで食事を楽しもう。
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目次
■白酒(バイジュウ)とは?
●もう一つの中国酒「黄酒」(ホワンチュウ)
■知っておきたい3つのコト
●その① 飲み方
●その② 合う料理
●その③ 種類
■白酒(バイジュウ)とは?
高梁(コウリャン)や小麦、米などの穀物を主原料に用いた蒸留酒。無色透明で、アルコール度数は50度以上と高め。まろやかな味わいとキレの良さ、独特な香りが特徴。
●もう一つの中国酒「黄酒」(ホワンチュウ)
もち米や小麦を主原料とした醸造酒で、紹興酒はその代表的な酒。水が原料の一つにもなるため名水が湧く福建省などでは名酒が多い。
■知っておきたい3つのコト
●その① 飲み方
中国では香りや味を楽しむために小さな盃に注ぎストレートで飲むことがスタンダード。アルコール度数が高いためオンザロックやジンジャーエール割り、炭酸割りなどもおすすめだ。
●その② 合う料理
白酒はアルコール度数が高く独特な香りがあるため、油を多く使用する料理や、スパイシーな味付けなど中国北方料理との相性が良い。家庭で作られる麻婆豆腐や回鍋肉などにも相性抜群。
●その③ 種類
「濃香(ノンシャン)」、「醤香(ジャンシャン)」、「清香(チンシャン)」などの香型(シャンシン)によって分類。そのほかにも地方特産の個性的な香りの白酒も多数存在する。