タイの村にある沼地で溺死事件が発生、多くの住民が何らかの超自然的な力が働いたのではないかと疑い、ちょっとした騒動になっているという。
地元メディアの報道によると、この奇妙な事件は9日にノンブーという集落で発生したという。デッチという名前の男性が蓮のさやを採取中、沼の水の中に引きずり込まれるようにして消えてしまったというのだ。一部始終を見ていて恐ろしくなった妻のクロム・フェーンはすぐに当局に通報し、すぐに警察や地元の人々が現場に集まった。当初は沼とはいえ現場も明らかになっているしすぐに見つかるかと思われたが、デッチ氏の遺体が発見されたのはなんと14時間後の真夜中すぎ。現場には40人もの人々が集まって捜索していたがデッチ氏の姿は全く見つからなかった。
偶然にも男性はワン・プラという仏教の聖日に姿を消していた。しかも遺体が日付の変わったタイミングで、さんざん探したはずの沼に引きずり込まれた地点で発見されたという事実は地元の人々に混乱をもたらした。多くの村人は「何らかの超自然的な力が働いて彼を死に追いやり、聖なる祝日が終わるまで捜索隊から遺体を隠したのではないか」と噂しているという。デッチ氏がなぜこのような不可解な死遂げたのかについては、「彼の善行が原因で不吉なものに襲われた」という説が村では有力なようだが、当局はこの超自然的な仮説を否定している。一報で亡くなったデッチ氏の友人や家族は、この不気味な事件の裏には本当に何か特別な因果が働いていると固く信じているそうだ。
日本でもお盆には水辺に近づくなと言われれることがあるが、デッチ氏も霊や精霊に溺死させられたのだろうか。タイの精霊ピーは不届きものに罰を与えることもあるとされるが、彼は「善行」を行っていたというのが気になる点だ。善いことをして殺されてしまってはあまりにも浮かばれない。とはいえ、仏教的に善い事であっても、土着の精霊にとってはうっとうしいことだったのかもしれない。あまりにも熱心な仏教徒であるデッチ氏を精霊らは面白く思っていなかったと考えることもできるだろう。
過去にタイ北部の村で連続不審死事件が起こった際にピーの仕業であるという噂が立った。タイにおいてピーは人をいとも簡単に殺すこともある恐ろしい存在だ。今回の事件も超常現象だと捉えられても仕方ないかもしれない。
参考:「Coast to Coast AM」
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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