【レトロなシャカシャカ感がたまらん】70年代にイギリス空軍も採用した珍しいハシゴ型ブレス仕様がショップ限定で登場!【OUTLINEニュース|no.91】
(画像=ハシゴのような特徴的な軍用ブレスレットを装備したオンタイム・ムーヴ限定のアウトライン・セコンドセッティング&バンブー。付属するヴィンテージ調レザーベルトよりもミリタリーウオッチの雰囲気がグッと強まってカッコいい。ブルーグラデーションタイプ(右)もあり、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

1940年代にイギリス軍に採用された軍用パイロットウオッチの名機を再現したアウトライン・セコンドセッティングに、この度、同じく70年代にイギリス空軍に採用実績をもつボンクリップタイプのバンブーブレスレットを装着した新型「セコンドセッティング&バンブー」が、時計のセレクトショップ「オンタイム・ムーヴ限定バージョン」として新登場。本日7月15日(土)から6店舗(記事後半に記載)で販売を開始する。

セコンドセッティングとは、文字盤中央に60秒目盛り付き回転ディスクを装備し、これによって秒単位での経過時間を計測することを目的として、1929年にロンジンが製品化した通称“ウィームス・セコンドセッティングウオッチ”と呼ばれる歴史的なパイロットウオッチ(下の写真右)である。

【レトロなシャカシャカ感がたまらん】70年代にイギリス空軍も採用した珍しいハシゴ型ブレス仕様がショップ限定で登場!【OUTLINEニュース|no.91】
(画像=当時のロンジン製セコンドセッティング。右が1930年代後半に開発され文字盤中央に計測用の回転ディスクを備えた最初のモデルで開発者の名前を冠しウィームスウオッチとも呼ばれる。左は回転ベゼルタイプに改良された1940年代後半の第2世代、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

アウトライン・セコンドセッティングはその第2世代で、イギリス軍向けミリタリーウオッチとして目盛り付き回転ベゼル式(上の写真左)に改良された1940年代後半のモデルがベースだ。イギリス軍の要請により、ロンジンだけでなくオメガ、ジャガー・ルクルトなどスイスの名だたる時計メーカー数社が同様のものを製造したことでも知られる。

また、3時位置の時刻調整用リューズとは別にベゼルが回転しないように固定するロック機構を、どのモデルも必ず2時か4時位置に付くというのもこのモデルのもうひとつの特徴。今回アウトラインでは、オメガが製造したタイプに倣ってロック機構を4時位置に設定。その留め具も忠実に再現している。

【レトロなシャカシャカ感がたまらん】70年代にイギリス空軍も採用した珍しいハシゴ型ブレス仕様がショップ限定で登場!【OUTLINEニュース|no.91】
(画像=文字盤やベゼルのデザインは、黒文字盤がオメガ、ブルーグラデーション文字盤がジャガー・ルクルトが当時採用していたもの、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

一方のバンブーブレスレットとは、1930年に開発されたもので、こちらも歴史的にはかなり古い。70年代には厚手の飛行服の上から着ける際に便利だとして、81年頃までイギリス空軍に制式に採用されていたこともあってアンティークウオッチの世界では軍用ブレスとしてのイメージのほうが強い。

【レトロなシャカシャカ感がたまらん】70年代にイギリス空軍も採用した珍しいハシゴ型ブレス仕様がショップ限定で登場!【OUTLINEニュース|no.91】
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

これの最大の特徴はかつてイギリス空軍でも評価されたように、ブレスレットのコマを外すことなく長さを自在にしかも簡単に調整ができるところにある。そのため夏の夕方などに手首がむくんできたときにも即調整できることはもちろん、ハシゴのようなスタイルで等間隔に隙間が空いているため蒸れにくいというのもポイントだ。

ちなみに、アウトライン・バンブーブレスレットの開発にあたっては当時のボンクリップタイプを忠実に再現するために、アンティークの軍用時計専門店として知られる青山の人気ショップ“キュリオスキュリオ”が監修。同店も太鼓判を押すほどの高い完成度を誇っている。

さあ、いよいよ夏本番! 「セコンドセッティング&バンブー」はミリタリーデザインが際立つだけでなく見た目にも涼しげ。しかも、もともとシンプルでクラシックな雰囲気のため、ポロシャツなどの夏のビジネスカジュアルな装いにしっくり決まる。ぜひ、この夏のファッションに合わせて楽しんでみてはいかがだろうか。

[取り扱い店舗]
オンタイム銀座ロフト店 TEL.03-3561-0723
オンタイム渋谷ロフト店 TEL.03-5458-3076
オンタイム吉祥寺ロフト店 TEL.0422-23-2665
ムーヴ新宿マルイ店 TEL.03-5379-0308
ムーヴマルイファミリー溝口店 TEL.044-812-5155
ムーヴ博多マルイ本館店 TEL.092-577-1685

[アウトライン・セコンドセッティング&バンブー]

【レトロなシャカシャカ感がたまらん】70年代にイギリス空軍も採用した珍しいハシゴ型ブレス仕様がショップ限定で登場!【OUTLINEニュース|no.91】
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

【SPEC】
●型番:Ref.20222-1BKBO(ブラック)、Ref. 20222-2BLBO(ブルー)
●素材:(ケース)316Lステンレススチール、(ブレス)304ステンレススチール、(付属のレザーベルト)イタリア製ヴィンテージ調レザー、裏材は汗に強い合成皮革ロリカ製
●サイズ:ケース径38mm、ケース厚12.7mm
●防水性:10気圧防水(日常生活用強化防水)
●駆動方式:自動巻き(日本製Cal.MIYOTA9039 /24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能搭載)
●装備:双方向回転ベゼル、ベゼルロック機構(4時位置)、シースルーバック
●希望小売価格:各6万6000円(組み立て:日本)
●保証期間:1年間


菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

【レトロなシャカシャカ感がたまらん】70年代にイギリス空軍も採用した珍しいハシゴ型ブレス仕様がショップ限定で登場!【OUTLINEニュース|no.91】
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

提供元・Watch LIFE NEWS

【関連記事】
【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?