ポルシェ911 GT3 RS、ロード・アメリカで市販車ラップレコードを樹立

市販車ラップレコードを樹立! 「ポルシェ911 GT3 RS」が「ロード・アメリカ」で快挙
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

ポルシェが「ロード・アメリカ」の市販車コースレコードを更新した。「タイプ992 ポルシェ 911 GT3 RS」のラップが、2018年型「ポルシェ911 GT2 RS」で樹立された記録を上回ったのだ。

記録を打ち砕くラップを刻んだのは、「ポルシェ・デラックス・カレラカップ・ノースアメリカ」のベテラン、ディミトリ・ディマコス選手で、舗装されたばかりの「北米ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ」で行われた。ポルシェ・デラックス・カレラカップ・ノースアメリカのベテランであるディマコス選手は、4マイル、14ターンのロードコースを2分13秒8のタイムで周回した。

気温は華氏75度前後(摂氏23.9℃)、路面温度は華氏90度(摂氏32.2℃)以上という絶好のコンディションだった。ウィスコンシン州エルクハート・レイクにある舗装されたばかりのクラシック・アメリカン・レースコースでのラップは、これまでの記録(2分15秒1)を上回った。

それまでのラップは、2019年4月に2019年型ポルシェ911 GT2 RSを駆るデビッド・ドノヒュー選手が記録したもので、2秒近く更新された。700馬力の先行記録保持者と、518馬力の911 GT3 RS(911GT3RS:燃料消費量複合値(WLTP)13.4L/100km、CO₂排出量複合値(WLTP)305g/km)との間に大きな馬力差があることを考えると、この偉業は特に注目に値するだろう。

「最大のポイントは必ずしもラップタイムではなく、そのラップタイムを簡単に達成できること、そしてドライバーに自信を与えることです。このクルマは、初心者や中級レベルのドライバーが運転しても、非常に速く、快適に運転できる。ブレーキングは911 GT3カップカーとほぼ同じ。まったく同じ場所でブレーキングしていた。まったくぶれない。クルマは正確にまっすぐ止まり、ターンインも素晴らしかった」

と、記録更新に際して評された。洗練されたアクティブ・エアロダイナミクスと、モータースポーツベースの新型4.0リッター自然吸気フラット6エンジンを搭載した現行型911 GT3 RSは、同じサーキットで2019年型ポルシェ911 GT3 RSよりも4.5秒以上速いタイムも記録した。

オーナーに納車されたばかりの個人所有の市販仕様のロードカーは、ポルシェ正規センターによってサーキット用にアライメントされ、911 GT3 RS専用に開発されホモロゲーションされた、オプションの公道用ミシュラン・パイロットスポーツカップ2 R N0高性能ロードタイヤサイズ(フロント275/35 ZR 20、リア335/30 ZR 21)が装着された。公式ラップタイムはオンボードVBOX装置によって記録され、Goldcrest Motorsportsによって検証された。

市販車ラップレコードを樹立! 「ポルシェ911 GT3 RS」が「ロード・アメリカ」で快挙
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
市販車ラップレコードを樹立! 「ポルシェ911 GT3 RS」が「ロード・アメリカ」で快挙
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
市販車ラップレコードを樹立! 「ポルシェ911 GT3 RS」が「ロード・アメリカ」で快挙
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
市販車ラップレコードを樹立! 「ポルシェ911 GT3 RS」が「ロード・アメリカ」で快挙
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
市販車ラップレコードを樹立! 「ポルシェ911 GT3 RS」が「ロード・アメリカ」で快挙
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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