【BrandPickup】

第一次の70年代、第二次の80年代、そして今、第三次バイクブームと言われて久しいが、その勢いは未だ衰えるようには見えず。そして、ブームには必ずその時代を牽引する“超人気者”というのが存在しており、現在の第三次バイクブームでそれに当てはまるバイクとして『ホンダ レブル250』の名前を挙げたとしても、「いや、違う!!」と真っ向から否定できる人はそうそういないだろう。

今回はそんな第三次バイクブームの主役とも言っていいホンダ レブル250を筆頭に、兄弟車として同時に登場したレブル500、フラッグシップアメリカンとして最先端のトランスミッションも搭載したレブル1100の『レブルファミリー』を、安全性と快適性の2点を向上させてくれるパーツとともに改めて紹介しよう。

身構えて乗る必要がない気軽なレブル250/レブル500

レブル250

レブル250は2017年に登場したクルーザータイプのアメリカンバイク。それまでのアメリカンバイクにつきまとう“V型2気筒エンジン搭載の大型車両”という固定概念をくつがえし、車検がいらない250ccクラスの単気筒エンジンを搭載。しかもシート高690mmでたいていの大人ならば両足ベタ付きで立ちゴケの心配も少ないことが、ビギナーや女性ライダーに大ウケ。価格も税抜では50万円を切っていた(当時)ということもあり、瞬く間に国内販売数ナンバーワンの大人気バイクへと登り詰めたのだ。

レブル500

そして、同時に発売されたのがエンジン以外はほぼ同様のコンポーネンツを採用するレブル500。名前で察するように、こちらは471cc並列2気筒エンジンを搭載した、大型免許ライダーがターゲットの兄弟モデル。排気量が倍になったことで最高出力も20馬力アップの46馬力とパワフルで、高速道路での超距離クルージングなどがメインとなるならば、レブル500の方に軍配が上がるだろう。

完全新設計で『DCT』搭載車もラインナップの長兄・レブル1100

レブル1100

先述のレブル250/レブル500と同様にクルーザータイプではあるが、設計は全くの別物で1082ccの並列2気筒エンジンを搭載する大型アメリカンがレブル1100。極太パイプフレーム、幅広タイヤ、より強化された前後サスペンションなど、さすが1100ccで87馬力を発生するパワフルなエンジンが採用されているだけのことはある。

しかし、このレブル1100の最大の特徴とも言えるのが『DCT(デュアルクラッチトランスミッション)』搭載車をセレクトできること。コンピュータが適切なギアポジションを自動的に選択してくれるので、ライダーはアクセルの操作だけでスムーズな走りを堪能することが可能なのだ。

なお、マニュアルモードを選択すれば、左側スイッチボックスにあるシフトボタンを操作することで任意のシフトチェンジを行うこともできる。もちろん、一般的なクラッチを採用した6速シフト搭載車もラインナップされている。