デザインは往年のブリティッシュ・スポーククーペを彷彿とさせる2+1の3シーター
ケータハムのニューモデルとなる「プロジェクトV」が、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会場で発表された。まだスタディモデルであり、2025年の発売へ向けて動き出したばかり。プロジェクトVは、オーセンティックなスタイルのEVスポーツクーペで、往年のブリティッシュ・スポーククーペを彷彿とさせる2+1の3シーター(2+2も可能)を採用する。

抑揚のあるデザインは、往年のブリティッシュ・スポーツクーペを彷彿とさせるもの。前後のフェンダーアーチが大きく隆起し、ドア部分が絞り込まれたコークボトルデザインを採用する。
これまでセブンのみを作り続けてきた同社は、ニューモデルの開発にあたってチーフデザイナーにアンソニー・ジャナレリ氏を招聘。今回のプロトタイプ製作はイタルデザインが担当している。

小規模メーカーであるケータハムは、生産コストを抑えるべくスタディモデルの段階からより具体的な生産へ向けての設計が行われている。今回発表されたスタイルも、エクステリアデザインはほぼ完成領域にあるという。

発表されている情報によれば、シャシーはバスタブカーボンとアルミのサブフレームという組み合わせ。車両重量を1200kg以下へと抑えるべく、このシャシーが最終決定ではなく、現在様々な検討が行われているそう。目標スペックは0→100km/h加速が4.5秒以下、最高速度は230km/h、航続距離は400km。価格は8万ポンド(約1600万円)以下での販売を目論んでいるという。

同社のアイコンであるセブンはこれまで通り継続生産され、プロジェクトVは新たにラインナップされるモデルとなる。ちなみにVはVOLTAGEやVENTUREを意味するそうで、正式な名称はまだ決まっていないという。
文・佐藤考洋/提供元・CARSMEET WEB
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