2年後に再び穴が開く
その後、家は柵で囲まれて最終的には取り壊され、ぽっかり空いた直径6メートルの穴は砂利で埋められた。
しかしそれから2年以上が経った2015年8月19日に、穴が再び開いたのだった。専門家らはこのような現象が全く同じ場所で再発するのは非常に珍しいことだと当時指摘している。

実はフロリダ州は水に溶けやすい石灰岩でできた地層が多数あるため陥没穴(sinkhole)が発生しやすい。
フロリダ州環境保護局のデータベースによると、2022年に州全体で約2万7000件の陥没事故が報告されている。
実際に陥没穴は非常に一般的であるため、州法では住宅保険会社に陥没穴の危険に対する補償を提供することを義務付けている。
フロリダ州だけでなく陥没穴は今も世界中のさまざまな場所で発生している。
2020年、中国四川省の人口約550万人の都市、宜賓市のショッピングモールのすぐ近くで突然陥没穴が開き、21台の車が飲み込まれる大惨事となったが、幸いなことに死傷者は出なかった。
今年3月にはイギリス人女性のローラ・ガーバーさんが夜遊びから帰る途中の路上にあった小さな水溜まりに気にせず足を踏み入れると、なんと深さ3メートルの陥没穴にすっぽりと落ちてしまう事故が発生している。
なんとか自力で穴から脱出したガーバーさんだったが、背中に擦り傷を負ってしまった。まさに身近に潜む危険な“落し穴”である。特に夜間は水溜まりや穴にはじゅうぶんな注意が必要だ。
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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