さまざまなソフトなツールに活用される「ChatGPT」の台頭により、AIという最先端の存在と、人々との距離は縮まった。ビジネスパーソンは仕事効率化のツールとして、学生は勉強や調べものに使用している。なかでも、デジタルネイティブ世代にくくられるZ世代の若年層は、ChatGPTをどのようにとらえているのだろうか。

Z世代の半数以上は3日に1日はChatGPTを利用。1日1回のヘビーユーザーも

ワンストップでリサーチデータマーケティングを展開するIDEATECHは、ChatGPTの利用経験があるZ世代(2023年度で20~25歳)を対象に「Z世代のChatGPTに関する実態調査」を実施。その結果が7月13日に公開された。

ChatGPT、Z世代の半数以上が「3日に1日は利用」信頼度も高めと判明【リサピー調べ】
登場から数年も経たないだけに、利用頻度には差があるようだ(「株式会社IDEATECH」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ChatGPTの利用頻度について、「1日に2回以上利用」は9.0%、「1日に1回程度利用」は21.6%、「2~3日に1回程度」は23.4%という割合となり、3日に1回利用する層は55%にものぼることがわかった。情報検索や文章作成のツールは他にもあるなかで、一定頻度で利用されているということは、ChatGPTが回答者のなかで上位候補のツールになっているということだろう。また、5人に1人は毎日1回利用している状況は、生活に不可欠なツールであることを意味している。

ChatGPT、Z世代の半数以上が「3日に1日は利用」信頼度も高めと判明【リサピー調べ】
(「株式会社IDEATECH」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

1日24時間と決まっている以上、ChatGPTが利用される分、他のサービスの頻度は減るのではないか。そのような疑問に対するデータが、「ChatGPTが代替していると感じるサービスは?」に関する回答から見えてくる。45.0%はSNS(Twitter、Instagramなど)、ついでweb検索エンジン(Google、Yahooなど)、バーチャルアシスタント(Siri、Googleアシスタントなど)が続き、ChatGPTがエンタメや情報検索など、幅広いシーンで代替利用されていることがうかがえる。

ChatGPTの信頼度は高め、AIへの理解とChatGPTとの適切な関係構築が課題か

ChatGPT、Z世代の半数以上が「3日に1日は利用」信頼度も高めと判明【リサピー調べ】
ChatGPTの答えをしっかりと疑う層は少数派のようだ(「株式会社IDEATECH」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

ChatGPTが世間に普及する一方で、最近では、その利用について議論が巻き起こっている。一部大学ではChatGPTをはじめとする生成AIの利用に制限をつける動きがあり、リポートや卒論制作にChatGPTを利用するのは、学習において好ましくないという見解だ。就職活動で提出するエントリーシートに対応するChatGPTツールも生まれ、Z世代にとってはあらゆるシーンで効率化できているものの、過度に頼る傾向に警鐘を鳴らす専門家もいる。

ChatGPTは全知全能で最適解を常に導き出すツールではないだけに、回答を鵜呑みにすることにはリスクがともなう。同調査の「あなたは「ChatGPT」が提供する情報や回答に対してどの程度信頼していますか」の設問では、非常に信頼していることを示す「1」と答えたのは6.3%、それにつぐ「0.9」は10.8%、「0.8」は28.8%、「0.7」は17.1%と、半数以上が十分に信頼していることがわかった。

ChatGPTはAIの学習性を活かした機能であり、今後も精度が向上していくことが見込まれる。それと同時に、ユーザー側もChatGPTやAIに関する理解と適切な距離感で利用する意識が必要になるだろう。

出典元:【株式会社IDEATECH/PR TIMES】

※サムネイル画像(Image:photosince / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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