UGREENのカーチャージャーで充電テストした結果は?
続いてUGREENの「PD Car Charger」でスマホやタブレット、パソコンなどを充電テストしてみましょう。使用デバイスはすべて同じものを使用しています。
まず、AndroidスマホはUSB Type-Aで9.06V/1.17A=10.58W、USB Type-Cでも9.06V/1.21A=10.93Wと、いずれも10W超と高速で充電できました。
Type-C接続はダイソーのカーチャージャーとほぼ同じ数値でしたが、Type-A接続時は5.06V/1.50A=7.58Wでしたので、これはUGREENのほうが優れています。
次に、Androidタブレットは9.06V/1.21A=10.93Wとなかなか高速でしたが、ダイソーのカーチャージャーのほうは9.09V/1.36A=12.37Wでしたので、UGREENを上回る性能を発揮したことになります。
iPhoneの場合はUGREENでもType-A接続で1Aに届かず、5.01V/0.72A=3.61Wと期待外れな結果になりました。もしかするとケーブルに問題があったのかもしれません。
最後に、MacBookをUSB Type-Cで接続したところ、こちらはダイソーのカーチャージャーと同等の12.1V/1.62A=19.56Wで充電できました。
Androidスマホを充電
Androidタブレットを充電
iPhoneを充電
MacBookを充電
2ポート同時接続時の出力は意外な結果に!
それぞれのカーチャージャーの実力が分かったところで、最後に気になったのが2ポート同時充電の性能です。
ダイソーのカーチャージャーは18W+12W=最大30Wで、UGREENのほうは20W+18W=最大38Wとなっています。UGREENはスペック表示で同時出力は上限が24Wとなっていますが、果たして実際にはどうなるのでしょうか?
今回はポータブル電源を利用して合計出力(W数)を確認してみますが、実験ではUSB Type-CにMacBookを接続、USB Type-AにiPhoneを接続してみました。
すると、ダイソーのカーチャージャーは2ポート同時出力時に24Wだったのに対し、UGREENのほうは半分の12Wしか出力されていませんでした。
そもそもUGREENは2ポート接続時の最大出力は最大24Wとあったので、同時接続で多少数値が落ちるのは分かっていましたが、少々残念な結果です。
この結果を額面どおり受け取れば、2ポート接続時はダイソーのほうが優れているということになります。
しかし、筆者の経験上ポータブル電源側で24W出力と表示されていても、実際のデバイスへの供給電力は必ずしも一致していないこともあったので、この結果は参考程度に考えておいたほうがいいかもしれません。