ビジネスにおいて、面識のない取引先にメールを送る際、どのように書いていますか? その際、冒頭に「お世話になっております」と書いているでしょうか。私の受信箱には、これまでやりとりをしたことがない人から「お世話になっております」と書かれたメールがよく入ってきます。なんか「お世話したっけ?」といつも思うのですが。

この「お世話になっております」、面識のない相手に初めて送るのはアリなのでしょうか? それともナシなのでしょうか?

答えは…

「お世話になっております」は初めての相手には“ナシ”

解説

「お世話になっております」はビジネスメールのあいさつ文で多用されています。しかし、この書き方を使う相手はやはり“面識のある方”。馴染みのない方へは使うべきではありません。

じゃあ「初めまして」は?

では、初めての相手には「初めまして」と送れば良いのでしょうか? しかし、実はそれもNGのようなんです。なぜかというと「初めまして」というあいさつが、スパムメールでよく使われるから。処理するメール件数が多いビジネスパーソンは、心当たりのないメールが届いたとき、最初の1文で内容を見るかどうかをジャッジすることもあり、「初めまして」と冒頭に書かれたメールは、スパムメール、もしくは営業と間違われてしまう恐れがあるそうです。

上記のことを踏まえると、冒頭のあいさつはどのような文章が望まれるのでしょうか。例としては、「初めてメールを送らせていただきました」「〇〇様のご紹介でメールをさせていただきました」「突然メールを差し上げるご無礼をお許しください」「突然のメール失礼いたします」「初めてメールさせていただきます」などがよいそうです。