Gunosyはの2023年5月期の連結業績は、売上高が前期比10.5%減の80億5200万円、営業損益が2億6800万円の赤字(前の期は4億1200万円の黒字)、経常損益が17億500万円の赤字(前の期は1億9100万円の黒字)、最終損益が11億5000万円の赤字(前の期は1億3000万円の黒字)でした。売上高はは想定よりも1.97億円低い着地だった一方で、利益は0.2億円上振れる形となりました。
業績理由
アドネットワークに係る売上高に関しては、広告単価(CPM)および広告imp数が前年度よりも低く推移した結果、前年度を下回りました。また、その他のメディア事業に関して、ニュースパスおよびauサービスTodayにおいてアクティブユーザー数が前期から今期にかけて減少したこと、3月の広告需要期における純広告需要が例年よりも弱かったこともあり、売上高が前年度を下回りました。この結果、売上高については前年度比△946百万円の減収となりました。
販売費及び一般管理費においては、2023年5月期下期よりグノシーへの広告宣伝投資を増額したものの、通期では前年度に比べて同投資額は366百万円の減少となりました。一方で、上記のとおり売上高に関する減収があった結果、営業利益については前年度実績から△680百万円の減益となりました。
経常利益においては、GaragePreneursが2022年5月期末より当社の持分法適用関連会社となったことにより、2023年5月期第1四半期から持分法投資損益の計上を開始いたしました。その結果、2023年5月期において1,428百万円の持分法投資損失を計上し、前年度実績から△1,897百万円の減益となりました。
当期純利益においては、GaragePreneursが2022年6月に資金調達を実施したことにより当社の持分比率が変動し、それに伴い、持分変動利益を1,001百万円計上いたしました。また、当社は2024年5月期においてもグノシーへの広告宣伝投資を継続する計画であり、当該投資は中長期的な売上高・営業利益を増加させるものと見込んでおりますが、2024年5月期においては先行投資としての損失を計上する予定です。このような状況を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性および固定資産の減損要否について監査法人と協議の上、会計基準に照らし慎重に検討した結果、保守的に2023年5月期において繰延税金資産を206百万円の取崩しおよび固定資産の減損損失65百万円を計上することといたしました。その他、純投資目的で保有している2銘柄について、個別の業績状況を勘案し111百万円の投資有価証券評価損を計上いたしました。
提供元・RTB SQUARE
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