50年前にスイスの腕時計ブランド「MIDO(ミドー)」によって作られたクラシックシェイプのテレビ型ケースモデルが、マルチフォートコレクションの「マルチフォートTVビッグデイト」として大復活を遂げた。

そのダイナミックでモダンなデザインは、光を反射してブルーからブラックへ変化する魅惑的なグラデーション効果の文字盤、顕著な水平サテン仕上げ、そして12時位置のビッグデイトという特徴的な機能によって強調されている。

信頼性の高いキャリバー80が正確に時を刻む同モデルを手にしてみては。

ステンレススチール製ブレスレット 168,300円

ステンレススチール製ブレスレット 168,300円

懐かしのテレビ型ケースがレトロな魅力を再現

初期のテレビを覚えている人はいるだろうか。角が丸く控え目なサイズで、正方形に近い長方形の画面。今はほとんど見られることのない形状のデザインである。

ミドーは、1973年、1980年と2000年に、この形状をいくつかのモデルのデザインに採用している。このほど、この堂々たる人気を誇るテレビ型ケースモデルが、再びミドーのカタログに登場した。

今回のコレクションでは、グリーン、グレー、ブルーの3色のグラデーション文字盤のスチール製ブレスレット3モデルに加え、ネイビーブルーとミドーの代表的なカラーであるオレンジのラバーストラップの2モデル、計5モデルがラインナップされている。

ラバー製ストラップ 163,900円

ラバー製ストラップ 163,900円

スタイリッシュなデザインと先進のムーブメントを搭載

ブルーからブラックへと変化する壮大なグラデーションダイヤルは、針とインデックスにスーパールミノバ(ホワイト)を使用し、完璧な視認性を実現。12時位置には、ミドーを代表するビッグデイトの開口部を備えている。

最新世代の自動巻きムーブメントであるキャリバー80は、耐衝撃性と耐磁性に優れたニヴァクロン製のハイテクひげゼンマイを搭載している。フラットでスクエアなサテン仕上げのベゼルは、強烈なブルーの文字盤を囲み、そのエッジは徐々にブラックへと変化。3時位置から9時位置にかけては水平にサテン仕上げが施され、光を微妙に反射してダイナミックな印象を与えている。

また、30分ごとに台形インデックスを配し、この組み合わせにさらなるアクセントを加えている。最も重要なラウンドインデックスでは、ホワイトのスーパールミノバが暗闇でブルーグリーンの光を放ち、視認性を高める。ベゼルの12時位置にあるドットは、マルチフォートコレクションの特徴であるラウンドインデックスを想起させる。

スタイリッシュなベゼルから伸びるブレスレットは、ポリッシュ仕上げのセンターリンクが、時計にエレガントな丸みをプラス。両面に無反射処理を施したサファイアクリスタルと、ダイヤモンドカットとファセットを施した針の輝きが、このユニークなモデルの完璧な仕上げを完成させている。

マルチフォートTVビッグデイトのシースルーケースバックからは、コート・ド・ジュネーブ装飾とミドーのロゴが刻まれたローターを備えたキャリバー80の精巧な歯車を垣間見ることが可能だ。

また、最大80時間のパワーリザーブを備え、駆動時間の長さも心強い「マルチフォートTVビッグデイト」は細部に至るまで信頼性が高く、10気圧(100m/330ft)までの防水性を保証している。

クラシックな復刻モデルながら、洗練された仕上がりを醸すミドーのテレビ型ケースモデル。タイムレスなデザインと先進の技術が見事に融合した、普段使いにちょうどよい傑作である。

(akihiro takeji)

※表示価格は全て税込