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日本代表MF旗手怜央が、川崎フロンターレとスコットランド1部セルティックにおけるプレースタイルの違いを説明。かつてシャルケでプレーしていた内田篤人氏が、旗手のコメントをもとに「欧州クラブで需要のないタイプの日本人選手」について自身の考えを述べている。
旗手は川崎時代にインサイドハーフやサイドバックなど複数ポジションでプレー。主力選手としてJ1リーグ連覇に貢献すると、2021年12月31日にセルティックへの完全移籍が正式決定する。そのセルティックではインサイドハーフに専念。欧州挑戦1年目の2020/21シーズンからコンスタントに出場機会を得ると、2022/23シーズンはリーグ戦32試合の出場で6ゴール8アシストをマーク。セルティックのリーグ連覇に大きく貢献した。
スコットランドでさらなる成長を遂げた旗手は、内田氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演。パスワークが大きな特徴である川崎と、フィジカル勝負に重きが置かれるセルティックの違いを聞かれると、以下のようなコメントを残した。
「(セルティックでは)ガンガン前に行くので、最初は戸惑いありましたし、ついて行けなかったんですよ。川崎ではわざとスピードを落として、相手の前でボールを動かしていた。そのプレーがセルティックに行ってからできなくなった。常にまず前に行くので、その変化(に慣れるの)が大変でしたね」
このコメントに対して、ブンデスリーガ(ドイツ1部)やUEFAチャンピオンズリーグでのプレー経験を持つ内田氏が「俺も(シャルケに)に行って最初に思ったのが、Jリーグでゲームを落ち着かせる選手はいらないというイメージ」と語ると、旗手も頷いた。
プレースピードやデュエルでの勝負強さを求められる欧州サッカー。求められる要素がJリーグとは大きく異なるだけに、欧州を経験している旗手と内田氏には共通の価値観があるようだ。