多くの荷物を積むことができて、最低地上高も高いSUVは、アウトドアレジャーの相棒としてベストな選択です。
なかでも四角張ったカクカクデザインのSUVは、大自然のなかで映えることにくわえて、扱いやすさというポイントでもおすすめです。
そんなカクカクデザインのSUVを5台ピックアップして解説します。
目次
カクカクした四角張ったボディは乗りやすい
カクカクデザインおすすめ5選
カクカクした四角張ったボディは乗りやすい

ちょっとレトロな雰囲気もある四角張ったデザインですが、じつは四角張っているのにはキチンとした理由があります。
そのひとつがボディの見切りが良いこと。
四角張ったカクカクデザインのSUVは、ドライバーの位置からボンネットの先端からリアエンドまで見切りが良いことが特徴です。
見切りが良いとフロントやリアのギリギリまで障害物に近づけるので、アウトドアの林道など狭い道でもトライできます。
またクロスカントリー系と呼ばれるSUVは、最低地上高も200mm以上を確保し、アプローチアングルやディパーチャーアングルも大きく、ちょっとした段差や河原の石などを気にせずに突き進むことが出来ます。
無駄な空間が少ないから荷物が積みやすい

ボディが四角張っているということは、室内も同様にスクエアな空間になっているので、必然的にラゲッジも荷物が詰め込みやすくなります。
クーラーボックスやポータブルバッテリーなど、大きくかさばる荷物も乗せやすく、無駄なスペースが残りづらくなりますし、ミドルクラス以上のモデルでは車中泊の際にもスクエアで広々とした空間が確保できます。
また通常時の居住性に関しても、どの席に座っても頭上空間が広く圧迫感がないなど、実用性にも優れるのがカクカクデザインの特徴です。
大自然のなかで映える

アウトドア=自然には真っ直ぐな直線というものがほとんど存在しません。そんな環境下でカクカクデザインは思いのほか映えます。
また前述した理由によってキャンプ用具の延長線上、いわゆる道具としても魅力を発揮します。
つまり、四角張ったカクカクデザインのSUVこそアウトドアユースに最適なのです。
カクカクデザインおすすめ5選
ソロキャンプなら軽自動車でも十分

軽自動車のカクカクデザインといえば、スズキ ジムニーです。
2018年にモデルチェンジを行い4代目に進化した際に、1981年から1998年まで販売された2代目を彷彿とさせるスクエアなデザインになりました。
ボディカラーも、オリーブ系グリーンやベージュ系といったアースカラーを用意してアウトドアに溶け込みます。
2ドアボディなうえリアシートはオマケ的なものなので、実質1人から2人の移動がベスト。狭い室内は、ソロキャンプであれば十分に対応できます。
長距離移動でも使いたい方には、普通車登録のジムニーシエラがおすすめです。
コンパクトサイズならジープ レネゲード

ジープブランドの末弟がレネゲードです。
同じステランティスN.V.傘下のフィアット 500Xとプラットフォームを共有するコンパクトクロスオーバーで、全長4,255mm×全幅1,805mm×全高1,695mm〜1,725mmというボディサイズは、日産 キックスとほぼ同じです。
デザインは四角ばったボディに、ジープ伝統のセブンスロットグリルや台形のホイールアーチ、丸形ヘッドライトといった要素を取り入れたことで、小さいながらもマッシブな印象。
パワートレインは、FFが1.4Lマルチエア インタークーラー付ターボ(2015年〜2018年)と1.3L 直列4気筒マルチエア2(2019年〜)、フルタイム4WDのトレイルホークには2.4L のタイガーシャーク マルチエア2エンジンが搭載されます。
中古でしか手に入らないトヨタ FJクルーザー

トヨタ FJクルーザーは、2006年に北米で発売されたモデルです。当時のランドクルーザープラドをベースに企画されたパイクカー的なモデルですが、日本でも反響が大きく2010年からは正式に国内販売が開始されました。
デザインモチーフは、ランドクルーザー70よりも古い1960年発売の40系ランクルで、丸いヘッドライトと大きなグリルカバーにTOYOTAのロゴ、ホワイトのルーフが、レトロでポップな雰囲気。
2ドアに見えるサイドドアは、観音開きとして後席への乗降性を高めているなど、なかなか凝っています。
それでいて基本の中身はランドクルーザープラドなので、ハイレベルなオフロード性能をあわせ持っています。
エンジンは4.0L V6のガソリンで、駆動方式はパートタイム式4WD。日本仕様のトランスミッションは5速ATのみでした。
最新のカクカクデザイン。ランドローバー ディフェンダー

ランドローバー ディフェンダーは、1948年にローバー社が発表した4輪駆動車”ランドローバー”をルーツに持つ本格SUVです。
ディフェンダーを名乗るようになったのは1990年からで、現在は2020年に発売された2代目に進化。徐々に台数を増やしています。
先代ディフェンダーのスクエアなデザインをモチーフとしながらも、現代的な解釈によって完成されたスタイリングは、かつてのディフェンダーを彷彿とさせるものの、よく見ればまったくの別物という秀逸なカクカクデザインです。
ボディは、ショートホイールベースで3ドアの90と、ロングホイールベースの標準ボディ110、さらに110と同じホイールベースにロングボディを架装した130があり、130には8人分のフルサイズシートが標準装備されます。
先代ディフェンダーは2016年まで生産されており、根気よく探せば程度の良い個体を見つけることができますが、基本設計は1980年代のままなので旧車と暮らす覚悟のある方だけにおすすめします。
憧れのあの女優さんも乗ってるジープ ラングラー

第2次大戦中に生まれた軍用車ウィリス ジープをルーツに持つSUVが、ジープ ラングラーです。
女性オーナーも多く、女優さんが自身のYouTubeでドライブしている姿を公開したことで、人気に拍車が掛かっています。
独立したフロントフェンダーに、丸形ヘッドライト、7つの縦型スリットが入ったフロントグリル、取り外し可能なルーフ、台形のフェンダーアーチといったジープの伝統的モチーフで構成されたボディは、まさに無骨という表現がぴったりです。
2018年に全面刷新された現行モデルのエンジンは、3.6L V6に加え、ダウンサイジングの2.0L直4ターボも用意。安全性能の麺でも現代的にアップデートされています。
ボディにはロングとショートがありますが、4ドアでロングボディが標準モデルで、3ドアでショートボディは限定販売、市場でのタマ数が少なくなっています。

アウトドアで映えるカクカクデザインのSUV。ここで紹介したほかにも、トヨタ ランクル70やレンジローバー、古いところではハイラックスサーフやジープ チェロキーなど、中古車で探せばまだまだあります。
都会的なクロスオーバーSUVに飽きたら、カクカクデザインの四角張ったSUVがおすすめです。
提供元・車選びドットコムマガジン
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