暑い季節、止まらない顔汗に悩まされたことはありませんか。大事な場面で顔汗を気にしたくない方や顔汗を止めたい方におすすめの、顔用制汗剤を9選ご紹介します。そもそもなぜ顔汗が出るのかについてや制汗剤の選び方のポイントも同時にご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
顔の汗とは
顔の汗が多いのは自分が汗をかきやすい体質だから、と思っていませんか。実際はそうではなく、前額部(おでこ)に多く存在しているエクリン腺という汗腺が原因です。
エクリン腺は体温調節に関わるだけでなく、緊張や焦りなどの精神的刺激、辛いものや熱いものを食べたときの味覚刺激にも反応します。おでこ以外だと手のひら、足の裏に多い汗腺です。そのため体質というよりも、自然な現象によってもともと汗が目立つ部分と言えるのです。
顔汗の原因
自然に汗をかきやすい部分とはいえ、顔だけがたくさん汗をかくという方は別の原因が考えられます。まずは運動不足です。運動不足でなかなか汗をかかないという方は、全身にある汗腺機能が低下しているかもしれません。汗腺機能の低下は、顔の汗腺に負担をかけてしまう傾向にあります。
そのため額や鼻などから多く汗が出てしまうのです。顔汗を抑えるためには適度な運動を含む生活習慣の見直しも大切になってきます。また、顔面多汗症という症状が原因の場合もあります。
精神的刺激や味覚的刺激、暑い日などと関係なく、多量の汗が出てくるという方、ベタベタした汗をかく方は要注意です。顔面多汗症は自律神経が乱れていたり、糖尿病や更年期障害などが原因の可能性があります。心当たりのある方は制汗剤で抑えるのではなく、一度病院で相談してみてください。
顔汗を止める顔用制汗剤の選び方
顔用制汗剤があるということを知らなかった方や初めて購入する方に、選び方のポイントを解説します。どのような効果を重視するか、自分の肌質に合わせて選んでみましょう。
選び方①医薬部外品の制汗剤
まず、購入する顔用制汗剤が医薬部外品なのか確認してみましょう。医薬部外品であれば厚生労働省が許可した有効成分を配合しているため、効果や効能に期待できます。
例えば、低刺激で汗腺にフタをするクロルヒドロキシアルミニウム、皮脂分泌を抑えるために毛穴を引き締めるパロラフェノールスルホン酸亜鉛などが配合されているのがおすすめです。医薬部外品の表記があるか、上記の成分が配合されているかチェックしてみてください。
選び方②敏感肌の人は無添加・低刺激
敏感肌で肌荒れが心配な方は無添加や低刺激と表記されている制汗剤を選びましょう。特に界面活性剤やパラベン、香料などが配合されていないか確認してみてください。無添加や低刺激と記載されていても、パッケージに記載されているラベルで成分をチェックしてみると安心です。
選び方③使用用途に合ったタイプ
【クリームタイプ】
部分的に制汗剤を使用して汗を抑えたい方や持続効果の長いものを購入したい方におすすめです。ピンポイントに塗れて、塗る量も調整できます。多少クリームを塗ったあとのべたつきは気になる方は、サラッとした塗り心地のタイプを選ぶと良いでしょう。
【スプレータイプ】
手軽にサッとケアしたい方はスプレータイプが良いです。いつでもどこでもシュッとひと吹きでケアでき、小さいサイズなら持ち運びにも困りません。女性に嬉しいメイクの上から使用できるタイプもあります。
【シートタイプ】
持ち運びを重要視し、汗を拭き取ってさっぱりしたい方はシートタイプにしましょう。汗でベタベタした顔がサラリとするので、気持ちよく使えます。外回りが多い男性にはぴったりでしょう。
選び方④持続時間の長さ
持ち運びが面倒だったり、こまめにケアできる時間がない方は持続時間の長さを重要視して選びましょう。例えばウォータープルーフの制汗剤、化粧下地になっている制汗剤などです。長時間効果を期待したい場合は、効果が持続すると記載されているタイプやクリームタイプがおすすめです。