銀座のアトリエ・ブティックでカスタムオーダーも可能
なお、銀座並木通りにあるアトリエ ジャン・ルソーでは、素材を実際に手にしながら、サイズ、ステッチの色、縫製などを含めて自分にぴったりとマッチするベルトのオーダーを楽しめる。上の写真は、今回の記事を製作するにあたって、ジャン・ルソーで製作してもらったオリジナルのオーダーベルトだ。
まずは、ベルトの素材に使うレザーを選ぶのだが、ジャン・ルソーは自社のなめし革工場をもつため、アリゲーター、リザード、ダチョウ、シャーク、カーフなど多彩な素材を取り揃え、カラーバリエーションは数百種類に及ぶ。どれを選ぶべきかかなり迷ってしまったが、担当していただいた職人さんとも相談しつつ、今回はデイリーユースで愛用しているウニマティックの時計に合わせて、ダークブラウンのアリゲーター表材を選んでみた。
手作業で施されたパティーヌが特徴となっており、竹斑に沿うように濃紺(?)のアクセントが加えられているのがポイントとなっている。ダークブラウンと深い紺色のコンビネーションが何とも言えずかっこいい。ベルトのカラーは時計の文字盤に配置されたベージュの夜光インデックスに合わせたものだが、さらにこだわって、ステッチもブラウンと相性の良い生成りの糸にしてみた。
夏の即戦力として使えるように、裏面はラバーのライニングを採用。ステッチを出さないシームレスライニング仕様に仕上げてもらったので、汗や水気がレザーに染み込まないのもこだわりのポイントだ(ステッチから汗や水気が染み込むこともあるため)。シームレスライニング仕様は特別な製法のため追加料金が必要となるが、こうした裏面の仕上げまで、細かくオーダーすることができるのはジャン・ルソーならではの魅力だ。ツールウオッチの無骨なデザインに合わせた太めのステッチ、ラグと厚みを合わせた仕立て、パイロットウオッチを意識したオメガ型の剣先(定番のボート、ラウンドのほか、オメガ、スクエアなどを好みで選べる)、など、こだわりのポイントを挙げだすとキリがないため、そろそろでまとめに入ろうと思うのだが、率直に言って、自分専用のベルトを作るのは、想像していたよりもはるかに楽しく、満足度の高い経験だった。
時計に合わせて特別に仕立てた意匠、自分の手首にフィットするサイズなど、自分のこだわりを反映したオーダーベルトには、既製品では味わえない魅力があり、いつも着けている時計がまったく別物に見えてくる。そして何より愛着が湧いてくるのも既製品にはない魅力だろう。銀座のアトリエ ジャン・ルソーでのオーダーに加えて、オンラインでもカスタムオーダーが可能なので、気になった人はまず、ジャン・ルソーの公式サイトをチェックしていただきたい。
【問い合わせ先】
ジャン・ルソー
TEL.03-6280-6721
文◎船平卓馬(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
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