【人気モデル研究】すべてが最新の世界基準。チャレンジングな定番車、VWゴルフの先進性
(画像=VWゴルフTDIアクティブ・アドバンス。VWゴルフはこのクラスの世界標準。8代目は5ドアHBとヴァリアント(ワゴン)を設定。パワーユニットは多彩。2リッターディーゼル(TDI)/1リッター&1.5リッターマイルドHV(e-TSI)/2リッターターボ(GTI&R)から選べる、『PR TIMES』より引用)

使い勝手に優れたサイズ。このディーゼルは素晴らしい

VWゴルフTDIアクティブ・アドバンス 価格:7DCT416万2000円
総合評価/74点
CDテストモード燃費/24.9km/リッター

【人気モデル研究】すべてが最新の世界基準。チャレンジングな定番車、VWゴルフの先進性
(画像=『PR TIMES』より引用)

8th・VWゴルフ(ゴルフ8)のTDIは、機能性と経済性がバランスした本命モデル。2リッター直4ディーゼルターボのスペックは150ps/360Nm。1.5リッターガソリンのeTSIと最高出力が同じで最大トルクは110Nmも大きい。WLTCモード燃費は20.0km/リッター。eTSIの17.3km/リッターを2割近く上回る。

 新しいTDIの特徴はクリーン性能。ツインドージングと呼ぶ最新テクノロジーが採用された。ドライバビリティも大きく改善。レスポンスが大幅に向上し、低い回転域から最大トルクと最高出力を発生するチューニングが施された。

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(画像=『PR TIMES』より引用)

 走りは、ディーゼルとは思えないほど静かで滑らか。旧型は、いかにもディーゼルっぽい音と振動が感じられた。それを思うと、隔世の感がある。欧州では「ディーゼルはもう過去の技術」になったのかと思っていた。しかし、完成度の高い最新ディーゼルに触れると、まだまだ可能性があると感じる。

ゴルフ8はハンドリングもいい。動きが素直で一体感があり、トラクションも十分だ。イメージしたラインを正確にトレースできる。これには巧みなブレーキ制御も貢献しているはずだ。

【人気モデル研究】すべてが最新の世界基準。チャレンジングな定番車、VWゴルフの先進性
(画像=『PR TIMES』より引用)
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(画像=『PR TIMES』より引用)

インテリアは新鮮な印象。一気にデジタル化された。眼前に並ぶ大きなディスプレイは表示内容も斬新。ただし、いささか先を行き過ぎた印象もある。即座には使いこなせない。パッケージングは模範的。ボディサイズを有効に使い切り、大人5名がゆったり乗れる室内空間と十分な荷室を確保した。シートが、見た目以上に座り心地に優れているのはゴルフの伝統。
ゴルフ8はすべてが新しく、チャレンジングだ。ここまで革新的とは想像を超えていた。

Brief Comment

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(画像=『PR TIMES』より引用)

全体的に高めの評価となったのは、それだけそつのない仕上がりだからである。とくに走りは、「さすがの完成度」だと感じた。一方、低めの評価になった項目には理由がある。インフォテインメント系の使い勝手はいまひとつ。慣れないと操作しにくい。また、VWの右ハンドル車はおしなべてそうだが、アクセルペダルが左に寄ってブレーキペダルとの段差が大きい。燃費は優秀。公表値よりも実燃費がよかった点には驚いた。