シロギスの型物が釣りたくても、昨今の播磨灘では小型サイズばかりです。それでも、大きく爽快なアタリを出すこの魚は、小さくても釣りたい狙いものです。そんな、シロギスをボート釣りというより、おかっぱりでも狙える岸寄りのポイントでの釣行記です。ここは、波止からも、手漕ぎボートでも狙える砂浜近接エリアです。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

浅場でのボートシロギス釣りで20cm頭に24匹【兵庫】季節進めば大型にも期待

シロギス釣りの楽しさ

全国の沿岸砂地に生息している白身のおいしい魚で、30cmを超える型物もいましたが、すでに播磨灘で見ることはかなわないでしょう。波止のチョイ投げキス釣りは、海釣り入門のひとつ。釣り場が砂地なため根がかりの心配もなく、そのアタリは誰しもが楽しくなれる初夏から秋への釣りものです。

浅場でのボートシロギス釣りで20cm頭に24匹【兵庫】季節進めば大型にも期待おかっぱりエリアのボート釣り水深2.5m(提供:TSURINEWSライター丸山明)

ブリの強引は豪快ですが、小物釣りのおもしろさは格別で、手軽に近場で釣って、晩ご飯の肴となればこれはこれでかなりの狙いものです。砂地エリアのシロギス釣りは、小物いじめと言えない奥の深さが手軽にできるので、夏の朝の時間帯に人気があります。

キス釣り日和

水温が16-18℃を超えると浅場で積極的に喰い始め、釣りシーズン開始です。晴天ほど喰いが良く、濁りを嫌う習性があります。砂地にキスの影が写るような太陽光線が届く浅場にも回遊します。砂から顔を出すゴカイ類を群れで探し回り、エサを見つけると引っ張り出すようについばみますが、これは視覚で探すので、明るく澄んだ水は、彼らにとって必要不可欠なのでしょう。

砂地に太陽光が届くような、晴天、べた凪、濁りなしの澄んだ海、これこそキス釣り日和で、ハリ付のエサだって果敢に喰います。梅雨が明けての夏の晴天日は、キス釣り日和です。

キス釣りポイント詳細

港の防波堤ではなく砂浜海岸にある、砂の流失防止突堤で海岸からの石積み堤防が釣り場です。ボートでも狙えますが、海岸からの距離は大したことなく、投げ釣りで十分でもあります。水深2.5m程度の浅場です。砂浜や石積み突堤に釣り人がいる場合は、完全に射程内ですので避けて退散。そんな近場のおかっぱりエリアです。

砂浜浸食対策の石積み突堤は、そこが砂地である表示のようなもの。狙うきポイントです。水温も上がり、海藻も少なくなり根がかりの心配も少ない砂地ならば、小型ながらもシロギスが回遊しているはずです。かなりの浅瀬ですから、音に気を使い、エンジン停止アンカーリング、魚探超音波停止です。プカプカ浮かぶような手漕ぎボートには最良のシーンでしょう。