HONDA CB1300 SUPER FOURの車種プロフィール
今回紹介する「CB1300 SUPER FOUR」は、2012年に発売された水冷4ストローク・直列4気筒の1300ccエンジンを搭載するネイキッドタイプのスポーツモデル。1992年に登場したCB1000 SUPER FOURをルーツとする『プロジェクトビッグワン』シリーズの系譜モデルで、基本的な仕様は先代モデルから変更がないが、ホイールやクランクケースカバー、ブレーキキャリパーなどをゴールドカラーに変更することで、より一層高級感が高まっている。
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バイクインプレ
車両の特徴
車体サイズは全長が2200ミリ、全幅795ミリ、全高1110ミリ、シート高790ミリ、ホイールベースは1510ミリで、車両重量は261kgとなっている。
キャスター角は25度、フロント120/70-17インチ、リア180/55-17インチのタイヤサイズを採用し、どちらかと言えば重めの車体とも相まって安定感重視のハンドリングではあるが、走り出してしまえば実際の重さを忘れてしまうほどの軽快さも兼ね備えている。前後ともにキャストホイールを採用。チューブレスタイヤを装着している。
エンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブの4気筒。ボアストロークは78ミリ×67.2ミリのショートストローク。圧縮比は9.6で最高出力は101馬力/7000回転、最大トルクは114Nm/5500回転。燃料供給はフューエルインジェクションでトランスミッションは5速仕様だ。
兄弟モデルとしてハーフカウルを採用したCB1300 SUPER BOL D’OR(左)と、ハーフカウルとパニアケースおよびABSを標準装備したCB1300 SUPER TOURING(右)の2モデルもラインナップ。CB1300 SUPER TOURINGに関してはエンジン性能が若干抑えられ、ロングツーリングでの扱いやすさを重視した仕様となっているのも特徴だ。
走り
高速道路では制限速度を若干欠けるような速度で走っていても、4000回転をキープしてトルクフルな走りが楽しめる。HONDAといえば滑らかに“シュルシュル”と回る高性能エンジンという印象が強いが、高速での巡航でもゴリゴリとした強めのトルク感で押し出すように、ハンドルにもマイルドではあるが若干の振動を感じつつ、古き良き時代の空冷エンジンのようなテイストを味わえるのが面白い。
一方でワインディングではコーナーが連続することでエンジンが低回転域まで完全にドロップしてしまったりすることがあるが、どの回転域からでもアクセルを軽く開けるだけでパワーを呼び戻すことができるという力強いエンジンに仕上がっている。これならば初心者でもエンストしたり、立ちゴケしたりという憂き目に逢う確率は低いはずだ。
ハンドリングは安定性、運動性ともに非常に優れているが、オートバイに“乗せられている”という受動的な感覚ではなく、自分でオートバイを“操っている”という能動的で楽しさを前面に押し出した味付けとなっている。コーナーが右へ左へと連続するようなシチュエーションでも安定性を感じつつパタッと車体を倒し込むことができ、扱いやすいエンジン特製を活かしてコーナーを脱出するという、非常にニュートラルなハンドリングでの走りを堪能することができる。