テントは居住性を求めるほど設営・撤収が大がかりになり、取り扱いが難しくなっていく。手間を考え大型シェルターを敬遠している人も多いだろう。
アウトドアブランドSangi(サンギ)から、1人でも約15分で設営可能な大型テント「Agamemnon(アガメムノン)」と「専用インナーテント」が発表された。
超ハイブリッド構造の「ツインポール×2フレーム」を世界で初めて採用したテントで、9月3日(日)まで応援購入サービスMakuake(マクアケ)にてプロジェクトを実施している。
ドームとツインポールの長所を併せ持った「アガメムノン」
「アガメムノン」は韓国ガレージブランドTroia(トロイ)と日本のアウトドアブランドSangiが共同開発した超大型シェルターだ。
ツインポールとアーチポール2本で構成され、ドームテントの美しさ&デッドスペースの少なさと、ツインポールティピーの容易な設営&撤収という長所を併せ持った、ハイブリッド構造の革新的シェルターだ。その画期的な造りは韓国デザイン特許を取得している。
従来の大型シェルターは複雑な構造のため、設営や撤収に時間がかかっていたが、「アガメムノン」は1人でも短時間で設営できる。2人で約10分、1人でも約15分で作業が完了。設営時間の短縮は、仲間や家族と楽しむ時間を増やすことにつながる。
同時に視覚的にも楽しめるデザインが採用されている。モチーフにしたのは日本のシンボルとして私たちを惹きつける霊峰富士。
富士山のように普遍的で多くの人々を魅了するような新幕になってほしいという願いが込められている。
また、富士山は古くから「神が宿る山」として祀られてきたことから、「あがめる」という意味と、古代ギリシャ神話に登場する英雄でトロイア遠征軍総師の名前から「アガメムノン」と名付けられた。
その外観は初めて見た人を驚かせる宇宙船のようなユニークなデザインで、かつ幕の使い方によって自在にアレンジできる。
カラーはブラック・シャドウ、ホワイト・シャドウ、ダーク・シャドウ(TheArth Gray Limited Edition)の3色展開。一般販売価格は225,000円(税込)となっている。
「時間」をデザインし新たなキャンプ体験を生み出すテント
海外旅行も解禁され娯楽の多様性が戻ってきたいま、Sangiはアウトドアブランドとして、ギアを販売して終わりではなく新しい価値を提供する決意を新たにしているという。
他の大型シェルターの約半分で終わる設営時間は、大切な家族や友人とのリラックスタイムをより長いものにする。
「時間」をデザインするテント「アガメムノン」。設営が不安で大型シェルターに挑戦できなかった人にもおすすめだ。
(SAYA)