粘り勝ちで再ヒット

その後、なぜかアタリが止まってしまった。何度も何度もダンゴを打ち返すが、チンタにも嫌われたのかアタリは出ない。とうとう干潮時間がやってきた。ここからが本当の勝負だと気合を入れ直して打ち返す。

エサが何かに食われるようになってきた。クロダイの前兆だと信じ、アタリが出そうな雰囲気のなか投入。ダンゴが割れてから4分ほど経過したところでドラマが始まった。ウキに前アタリが出たのだ。クロダイアタリに違いない。

そして次の瞬間、待ちに待ったアタリだ。スーッと消えていくウキがはっきり見えたのでアワセを入れると、今度はしっかりした引き込みでサオが曲がった。今までとは違い、パワー全開で強い引き込みだ。ラインを出さないように頑張るしかない。引き込みに負けて3mほどラインが出たが、すぐに態勢を整える。

40cm手中でサイズアップ成功

そうこうしているとウキが見えてきた。あと少しだ。慎重に慎重にと言い聞かせ、フィニッシュ。40cmの良型クロダイを手にできた。

もうこないだろうと思いながらも投入。だが時合いだったようで、すぐにアタリが出た。33cm、続いて32cmと連続ヒット。ここで惜しくも時合いが終わってしまったようで、ボラが頻繁に掛かって仕掛けの作り直しが嫌になった。

常滑港でのウキダンゴ釣りで40cm頭にクロダイ8匹【愛知】時合いに3連発常滑港でのクロダイの釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

ダンゴも残り少なくなった午後3時ごろ、やっとクロダイアタリらしいのがウキに出た。アワセを入れるとすぐに浮いてきたので、またチンタが集まってきたようだ。その後も数匹釣り上げたがチンタオンリー。疲れもピークになり、これ以上は無理と判断して納竿した。

最後はまきエサで汚れた堤防を海水で洗い流し、来たときよりもきれいにして終了した。

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<週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫/TSURINEWS編>

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常滑港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年7月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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