利用目的 割合
生活費の補填 42.3%
クレジットカードの支払い 21.6%
高額商品の購入 9.3%
遊興費 6.5%
冠婚葬祭 4.8%
医療費 3.2%
借入金の返済 2.0%
住宅ローン 1.4%
その他 8.9%

次点の「クレジットカードの支払い」と合わせると、全体の6割以上にも達する。「高額商品の購入」や「遊興費」など、日常生活との関連が薄い出費に充てている人はどちらかといえば少数派だ。

カードローンを使ってよい条件は?

カードローンを使うこと自体、法律上は何の問題もない。しかし、借金である以上、無節操に使うとトラブルの原因になるのは確かだ。

カードローンを使うときは、以下の条件を守ったうえで利用してほしい。

・本当に必要な額だけを借りる
・繰上返済も併用しできるだけ早く完済する
・住宅ローンなど他にローンを組む予定がある場合は残債を減らしておく
・短期間での多重申込はしない
・延滞は絶対にしない

生活の見直しも同時並行で行うのが望ましい

カードローンを使う理由は人それぞれだが、生活費の補填が主な目的になっている場合は、生活の見直しも同時並行で行うのが望ましい。

毎月の出費が減れば、カードローンを借りなくても生活が成り立つパターンは多い。カードローンはあくまでいざという時の手段と割り切り、節度を持って使おう。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。