光回線と工事不要Wi-Fiの比較
光回線とホームルーターの主な項目の比較を表にまとめました。
なおホームルーター側の速度は5G対応かつ設置場所が基地局から近い場合、より高速化するケースはあります。つまり「置き場所」や実際に通信する端末の位置でかなり速度が変化しやすいため、あくまで目安値です。
光回線 | モバイルWi-Fi ホームルーター | |
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下り平均速度 (実測値) | 〇 100~300Mbpsほど | △ 50~150Mbpsほど |
通信制限 | 〇 無制限 | △ 実質無制限 (速度制限あり) |
月額料金 | △ 3,000~4,000円 | △ 3,000~4,000円 |
使用可能な場所 | 自宅のみ | 自宅のみ |
手軽さ | × 工事が必要 | 〇 工事不要 コンセントに差すだけ |
おすすめの人 | ・高速で快適にネットを使いたい人 ・オンラインゲームをする人 | ・光回線工事ができない人 ・近日中に引っ越す予定がある人 |
通信速度 | 光回線が有利
通信速度はモバイルWi-Fiより光回線の方が安定しており、かつ高速です。
ウェブサイトや動画を見る程度ならモバイルWi-Fiでも十分ですが、たとえば「フォートナイト」などデータ量の多いオンラインゲームを楽しみたい人はモバイルWi-Fiの速度だとカクつきが多く、満足にプレイできないでしょう。
月額費用 | ホームルーターなど工事不要Wi-Fiが有利
月額料金についてはキャンペーンの有無や、光回線は戸建てかマンションかによっても料金が変わってくるため、一概には言えませんがおおむね「光回線」も「ホームルーター」も同じくらいの料金です。
ただしホームルーターは工事が不要なため、工事費用の分割料金などはかかりません。ただし、ルーター機器の分割代金やレンタル料金はかかる場合があります。月額費用にすると、特に戸建てだとホームルーターの方がやや安くなるでしょう。
通信容量 | ホームルーターは一部制限が発生する場合も
光回線は基本的にデータ容量無制限で、「法人が大容量の通信を長期に渡って行い続ける」など一定の容量を超えると通信制限が個別に行われる可能性はありますが、個人による通常利用で引っ掛かることはまずありません。
一方、ホームルーターも多くが月間のデータ容量自体は無制限。ただしあくまでモバイル回線であり、通信制限は存在します。光回線と同じ感覚で大容量通信を続けると、低速に切り替わるリスクはあります。また回線の混みあう時間帯は、自身の利用容量によらず通信制限が課されることもあります。
導入・撤去のしやすさ | 工事不要Wi-Fiが最適
光回線は光回線の開通工事が必ず必要です。状況によっては、電線から建物までケーブルを引き込んだり、壁に穴をあけたりなどの大規模な工事が必要になる場合があります。賃貸では導入自体ができないケースがあります。
一方、ホームルーターは工事が不要。機器が届いたらコンセントに差すだけでインターネットを利用できます。撤去も機器をコンセントから外すだけです。
WiMAX(au)・ドコモ・ソフトバンクのホームルーターを一覧比較
ホームルーターには様々な種類がありますが、選び方の判断基準となるのは特に「通信速度」「利用料金」です。