福岡県糸島市の加布里漁港から出船している達喜丸で、今シーズン初の夜焚きイカに行ってきた。当日はパラソル級のケンサキイカも混じりつつ好釣果を得られ、友人にはイカタイ仕掛けで70cmマダイもヒットした。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝)

夜焚きイカ釣りで大型ケンサキイカ手中【福岡・達喜丸】イカ泳がせて70cm級マダイも

達喜丸で夜焚きイカ釣行

6月上旬、福岡県糸島市の加布里漁港から出船している達喜丸で、今シーズン初の夜焚きイカに行ってきた。

ポイント到着時は、まだ夕暮れ時で日が沈む30分ほど前なので目視できるうちに身の周りの準備をする。

夜焚きイカ釣りで大型ケンサキイカ手中【福岡・達喜丸】イカ泳がせて70cm級マダイも当日のタックル(提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝)

私の本命ケンサキイカの持ち帰り方はトレーなどを使用せずに「冷海水」で持ち帰っている。事前に氷を入れているクーラーボックスに45Lほどのごみ袋を広げ、その袋の中に海水をバケツ1杯くらい入れる。この海水の中に釣れたイカをスミ抜きして入れる。こうして持ち帰ることで均一にイカが冷えるし、重なったり潰れたりせずにおいしく持ち帰ることができるのでお勧めだ。

当日の当たりカラー

この釣りの醍醐味(だいごみ)ともいえる「カラーローテーション」がとても重要で、釣れるエギはカラーや時間帯でも変化するのでこまめにカラーを替えてこの日の当たりカラーを見つけるのも私は楽しい。

実際当たりエギを見つけると本命がヒットするまでの時間がかなり早い。そしてカンナが掛かっている場所も触腕ではなく口元付近に掛かっていることが多い。そのためアタリが遠のいて他のエギに替えてしばらくして再び当たりエギに替えるとまた連続で釣れる時間があった。

闇雲にエギを交換するのではなくいろんな情報を整理して、徐々にエギを絞っていく作業はイカメタル好きにはたまらないと思う。

夜焚きイカ釣りで大型ケンサキイカ手中【福岡・達喜丸】イカ泳がせて70cm級マダイも当日の当たりカラー(提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝)

イカタイ仕掛けに70cmマダイ

残り時間1時間ほどのタイミングで釣れたイカをマダイやフグに食いちぎられる人がちらほら出てきた。こうなるとせっかく釣れてるイカが台無しになるので友人にジギングタックルを託し、「イカタイ仕掛け」をセットして釣れたイカをエサにマダイを狙ってもらうことにした(別の釣りをする際は必ず船長に確認をとるように)。

底から10mほど巻き上げたところで仕掛けを止めてアタリを待つ。ものの数分でサオ先に明らかなアタリ!しっかりと食い込むまでじっと耐え、ドラグが出るくらい走りだしてからアワセを入れた。サオの動き(たたき方)からすぐにマダイだと分かった。友人も「肩が痛い」と悲鳴を上げながら必死に巻き上げて無事にネットイン。70cmを超える立派なマダイに船内が盛り上がった。

同船されていた常連さんも同じく良型のマダイを釣り上げ、おかげでその後釣れたイカを食いちぎられることなく気持ちよく納竿の時間を迎えられた。

夜焚きイカ釣りで大型ケンサキイカ手中【福岡・達喜丸】イカ泳がせて70cm級マダイも釣れたイ力をエサにマダイもキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝)