清水エスパルス前監督のゼ・リカルド氏は、先月にブラジルへ帰国。現在フリーの身である中、複数クラブからオファーが届いた可能性が現地で報じられている。
同氏は今年4月の清水監督解任後、明治安田生命J2リーグ第9節の藤枝MYFC対ジェフユナイテッド市原・千葉を現地視察。ネット上でJリーグクラブでの監督業続行を予想する声が上がっていたものの、本人は先月7日に自身のインスタグラムを通じて帰国を報告していた。
ブラジルメディア『iG Esporte』の報道によると、ゼ・リカルド氏のもとには直近数週間の間にブラジル国内の複数クラブからオファーが届いているとのこと。同メディアは本人の意向について「彼は海外再挑戦を優先している」としつつも、「ブラジルに滞在する可能性も排除していない。今は市場で一貫したプロジェクトと接触する機会をうかがっているところだ」と伝えている。
ゼ・リカルド氏は昨年6月、当時ブラジル2部だったヴァスコ・ダ・ガマの指揮官を辞任して清水の監督に就任。来日1年目の2022シーズンにJ2降格という結果に終わると、今季J2開幕戦から4月1日のヴァンフォーレ甲府戦まで5分2敗とスタートダッシュに失敗。4月3日に清水監督を解任されていた。