――予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。
今回はキューバの最高予言者モニ・ビデンテによる7月予言を取り上げる。
モニ・ビデンテは、有名な占星術師にして霊能力者だ。男性として生まれたが、現在は女性として活動している。アルゼンチンの国民的ヒーローである元サッカー選手のマラドーナの死を2カ月前に予言し、的中したことで世界的に有名になった。
この度、ビデンテは自身の公式YouTubeチャンネルで、「7月の憂慮すべき予言」を公開。米大手スペイン語メディア「MundoNOW」にも取り上げられ、話題になっている。
彼女は動画の中で芸能ゴシップやメキシコそして世界情勢などに触れているが、その中でとくに日本にも関連する災害関連の予言を取り上げる。
7月は記録的な猛暑と大規模火災に警戒
ビデンテによると、7月は太陽の月であり、最高気温の月になるという。
「テキサス州、カリフォルニア州、アリゾナ州、ヌエボ・レオン州、チワワ州、ソノラ州の北部でほとんど制御不能な火災が発生し、土地、牧草地、家屋、土地、都市を完全に焼き尽くします。私たちは環境をコントロールしなければなりません。それぞれの火災は、カナダで起こったこととほぼ同じような悲劇を引き起こすことになるでしょう……。太陽が地球の半分、北ヨーロッパ、アジア、インド、メキシコ、アメリカ、カナダというように多くの場所を支配します。」
カナダでは現在、山火事のシーズン。特に今年は史上最悪の山火事に発展しており、約8万平方kmが焼失した。カナダでは山火事のピークが通常6月から8月であるため、今後8月まで被害は拡大し続けると懸念される。
さらに、山火事で発生した煙が大西洋を越えて西ヨーロッパに到達した。北米だけでなく、西ヨーロッパの大気質に影響を与え続けている。
それに加えて、今年は世界中で記録的な猛暑になると予想されている。世界気象機関は、7年ぶりに熱帯太平洋でエルニーニョ現象が発生したと発表。今年はエルニーニョ現象がぶり返し、史上最も暑い年となるという。
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象。(「気象庁」より引用)
米国国立環境予測センターのデータによると、 今年7月3日は世界の平均気温が摂氏17.01度に達し、観測史上最も暑い日になった。過去の最高気温は2016年8月に記録された摂氏16.92度。
このような記録的な高温は、温暖化、そしてエルニーニョ現象によるところが大きいとされる。
今年は史上最高レベルの猛暑と火災に最大限警戒したい。