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日本代表MF鎌田大地は、2022/23シーズン限りでブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを退団。セリエA(イタリア1部)ミラン移籍が破談に終わったとみられる中、ナポリ入りの可能性が浮上している。
鎌田がミランへ移籍する可能性については、イタリア国内の複数メディアが先月に「年俸300万ユーロ(約4億5000万円)による4年契約でサインを交わす」と報道。しかしミランは鎌田よりも先にチェルシーからMFルーベン・ロフタス=チークを獲得。EU圏外選手枠が残り1枠となったほか、ポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミの獲得間近と報じられている。そのため、ミランが鎌田を獲得する可能性は限りなく低いとみられる。
そんな中、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』の報道によると、ナポリが鎌田の獲得を望んでいる模様。クラブ幹部がすでに同選手の代理人に連絡をとるなど、両者による交渉がスタートしたという。
ただ一方で、同紙は肖像権を巡る問題が交渉の行方を左右すると予想。これによると、代理人は鎌田の肖像権独占を望んでおり、ナポリ側の意向に沿わない可能性があるという。
ナポリの今年5月、イタリアメディア『Rai』の番組内で「我々はまさに日本人選手の獲得へ動いているところだ。日本人の友人から、日本でスカウトをするための契約書の草稿を送ると連絡があった」とコメント。スカウト責任者に対して「日本人選手とアメリカ人選手がほしい」と自身の要望を伝えたと報じられるなど、日本人選手の獲得を強く望んでいるという。
ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉の獲得にも動いているセリエA覇者のナポリ。鎌田本人がセリエAやUEFAチャンピオンズリーグでのプレーを望んでいることもあり、肖像権の問題が解決すれば、鎌田獲得実現の可能性が高まると考えられる。