気ままに気張って歩くことの例え、それが「横行闊歩(おうこうかっぽ)」です。
これらは悪人が好き勝手することの例えとして使用されます。
しかし、そもそも「横行闊歩」はどこから来たのでしょうか?
今回はそれら「横行闊歩」という四字熟語について解説します。
特にここではその意味はもちろん成り立ちや類義語について説明します。
目次
「横行闊歩」とは
・「横行闊歩」の意味
「横行闊歩」の成り立ち
・「横行」とは
・「闊歩」とは
「横行闊歩」とは
まずは「横行闊歩」の意味について見ていきましょう。
「横行闊歩」の意味
「横行闊歩」とは気ままに威張って歩くことの例えです。
これらは思うままに振る舞うことの例えとしても使用されます。
多くは悪人についての表現として使用される傾向にあります。
これら「横行闊歩」は悪事が蔓延っているような状況の表現として使用されることも多いです。
例えば「ならず者が横行闊歩する」などネガティブな表現が多いかもしれません。
これらはポジティブに使用することはほとんどありません。
そこは言う方も言われる方も注意が必要となるでしょう。
実際に「闊歩」だけなら良い意味でも使用されるが「横行」は悪い意味で使用されることがほとんどと覚えておきたいです。
ちなみに「横行闊歩」は夏目漱石の代表作「吾輩は猫である」にも見られる表現の1つです。
そのため、古くからあった文章表現の1つとも言えます。
「横行闊歩」の成り立ち
ここからは「横行闊歩」の成り立ちについて見てみましょう。
「横行」とは
「横行」は気ままにのし歩くことを意味します。
中でも枠をはみ出して歩き回ることを言います。
これらは特に我が物顔で威張ることを言う言葉です。
「闊歩」とは
「闊歩」は威張り腐って堂々と歩くことを意味します。
自由気ままに大手を振って歩き回ることを指します。
遠慮などなくふんぞり返って歩くことを指す言葉です。