能力の(○~○)は最小パワーと最大パワー
(6)能力では安定して出力できる標準パワーを指す数値と、( )内の最小パワー~最大パワーの二つが記載されている。エアコンでは同じシリーズのラインアップを2.2、2.8、4.0などで表すが、この数値は冷房での標準パワーを指す数値なのだ。
( )内の最小パワーとは、運転オフになるギリギリまで運転できる能力のことで、最大パワーは文字どおり最大限発揮できるパワーを指す。例えば帰宅して暑い部屋を一気に冷やすときは最大パワーの能力が重要で、部屋が冷えた後での設定温度維持は最小パワーの能力が重要ということだ。
この最小~最大の幅が大きいと、それだけパワーの範囲が広く、能力が高いと捉えよう。

(7)消費電力は、能力と同じように標準パワーと最小~最大パワーで運転した場合の消費電力を指す。(6)とも連携しており、画像の例では冷房を標準パワーの4.0kWで運転したときの消費電力量は830Wであることを表している。
(8)暖房時低温能力は外気温が2℃のときの暖房の最大パワーを示している。最近は寒冷地仕様の暖房強化型エアコンもあるが、このタイプでは外気温2℃に加えて、-7℃と-15℃での最大能力も記載されている。冬の寒さが厳しい地域では、この数値も踏まえて検討しよう。
予報では7月の中旬くらいから梅雨明けとなり、本格的な暑さが到来する時期となる。内閣府の消費動向調査によると、エアコンの平均使用年数は13年以上。家電製品の中でも最も長く使う製品と言っても過言ではない。それだけに購入するときは、しっかりと製品を比較して選びたい。(BCN・風間 理男)
提供元・BCN+R
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