企業におけるデジタル化の進展により、オンライン会議やオンライン商談が増えている近年。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社が全国のビジネスパーソンを対象に実施した議事録作成業務に関する調査*では、議事録・発言録の作成に負担を感じている人の割合は67%にものぼっています。
また、議事録・発言録の作成の業務に際してAIサポートツール・アプリの使用を希望している人の割合は70%という結果に。
そこで今回、Techable編集部ではビジネスパーソン向けに、議事録作成をサポートするAIサービスを3つ紹介します。
議事録の長い文章を手軽に要約できる「ビジネスAI」
Topaz合同会社が提供する「ビジネスAI」は、OpenAI社のChatGPT/GPT-4のほか、8万文字対応の日本語AI“Topaz Pro AI”を使用できるビジネス向け生成AIサービス。文章作成・企画立案・戦略分析・翻訳など、時間のかかるさまざまな業務を代行します。
ビジネスAIは議事録機能を搭載しており、音声データからの議事録文字起こしに対応。議事録の長い文章を手軽に要約できます。
また、複数の文章案で希望の文面ができるまで何度でも書き直しと修正が可能な文章執筆機能や、文体の指定などニュアンスを考慮した自然な翻訳を実現する機能も備えています。
なお、ビジネスAIではOpenAI社・Microsoft社のAPIを使用するため、ChatGPT・ChatGPT Plusと違って入力内容がAIに学習されません。法人でも安心して利用できそうです。
最大20名までの発話を認識する「スマート書記」
エピックベース株式会社の「スマート書記」は、AIと音声を活用して議事録の作成・共有・管理を自動化・効率化するクラウドサービス。
内部音・マイクでの録音機能を備えているため、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetなどのツールと連携しなくても、1台の端末でWeb会議ツールの録音が可能です。
録音した音声にしおりを挟むように、会議中のメモと音声をタイムスタンプ機能で紐付けることで、ユーザーが重要な発言や議題のみをピンポイントで聞き直しやすくなります。
また、AIによる90%以上の高精度文字起こしで議事録作成をサポート。最大20名までの発話を認識する自動話者分離機能により、誰がどの発言をしたかを可視化し、その情報を議事録に反映します。