JPタワー名古屋の商業施設「KITTE名古屋」にて、9月10日(日)まで夏イベント「MEET IN SUMMER」が開催される。同イベントでは「夏の出会い」をテーマに、神秘的かつ特別感のあるアートの展示や企画を実施する。

この夏、名古屋への旅行や出張を控えている人は、合間を見て一度足を運んでみてほしい。

四代目 田辺竹雲斎さん インスタレーションイメージ/Photo by Tadayuki Minamoto

四代目 田辺竹雲斎さん インスタレーションイメージ/Photo by Tadayuki Minamoto

四代目 田辺竹雲斎さんのアートインスタレーションを展示

イベント期間中、「KITTE名古屋」の2階貫通通路には、世界で活躍するバンブーアーティスト・四代目 田辺竹雲斎さんが制作した巨大アートインスタレーションを展示。17時から20時までの時間帯は30分ごとにインスタレーションのライトアップを実施し、美しく神秘的な作品の魅力をさらに引き立てる。

四代目 田辺竹雲斎さん/Photo by Tadayuki Minamoto

四代目 田辺竹雲斎さん/Photo by Tadayuki Minamoto

その年ごとの“竹”の表情を楽しむ

今回のインスタレーションに使用した竹ヒゴは5000本を越える。

竹ヒゴは、竹を一本一本手作業で割り、巾を揃え、丁寧に小刀で面を取って加工。完成したインスタレーションは展示期間が終わればすべて解き、元の竹ヒゴの状態に戻すことで、また新たな作品を生み出す素材となる。

虎模様の斑が特徴の虎竹(とらちく)を使用

インスタレーションの制作には、高知県須崎市のある谷でしか生育しない“虎竹”を使用した。虎模様の班が現れる不思議な竹だ。

もっとも、谷にある全ての竹に班が現われるわけではない。温暖化などによる環境の変化でその数は年々減少し、今では20本に1本しか見られなくなった。

そのため、今回のアートインスタレーションで使用されている竹に浮かぶ虎斑模様の美しさも、注目してほしいポイントの一つと言えるだろう。

ワークショップやクイズラリーも実施

期間中は同アートインスタレーションの他、地下1階・1階・3階でもオブジェ作品を展示。

8月5日(土)には、竹細工職人・小林真弓さんによる「竹細工の風車」のワークショップも開催予定だ。

さらに館内各ショップの店頭では、名古屋市科学館監修のもと銀河系・宇宙の神秘にまつわるクイズを楽しめる「コスモクイズラリー」も実施する。

名古屋市科学館

名古屋市科学館

今年は「KITTE名古屋」で、夏感をたっぷり味わえるアートや企画を満喫してみては。

MEET IN SUMMER
期間:開催中〜9月10日(日)
会場:JPタワー名古屋商業施設「KITTE名古屋」
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号

(IKKI)

状況により時間・回数は予告なく変更となる場合がある