「枯れない盆栽」と聞いて最初にイメージするのは、造花やジオラマ小物のような模造盆栽かもしれない。しかし「RE BONSAI(リ ボンサイ)」はまったく異なる。
枯れた盆栽に命を吹き込んでアップサイクルした「RE BONSAI」のポップアップストアが7月8日(土)から7月17日(月)までの10日間、ハンズ宜野湾コンベンションシティ店にて開催される。沖縄では初めての機会となる。
枯れてしまった盆栽を再生する「RE BONSAI」
「RE BONSAI」とは、枯れてしまった盆栽の樹を新しい枝葉とともに再生するアート作品だ。メンテナンスは不要で、水やりも必要ない。
手入れ次第では非常に長く生きる盆栽だが、寿命を迎えたり、扱いを誤って枯れてしまったりするものがたくさんあるという。
それらを厳選し、土を落として乾燥させた後、無駄な枝や根を剪定して整えることで「RE BONSAI」が生まれる。
さらにドライ化した別の葉やプリザーブド仕様の枝葉を付け、元の盆栽の歴史感に新たな魅力を加えて作り上げていく。
盆栽そのものの様式美やそこに込められた想い、日本伝統文化を引き継ぎながら、現代に愛される形に姿を変えたのが「RE BONSAI」だ。
枯れることがなく、いつまでも美しい盆栽を、ファッションやアート、インテリアのジャンルとして楽しめるように生まれ変わらせた。
日本の伝統文化を世界に広めるTOUFU社
制作するTOUFU社の社名は、東京(TOKYO)と富士山(FUJI)の頭文字に由来する。富士山のように、日本の文化を世界に発信する日本一の会社を目指しているという。
「RE BONSAI」の制作背景には「日本の伝統文化の盆栽を、日本に、世界に広めたい」という想いがあった。
海外でも“BONSAI”として人気を博す盆栽だが、メンテナンスが難しい、育成に時間がかかるといったハードルがある。私たち日本人でさえ、適切に管理できる人はごく限られるだろう。
そんな中、TOUFU TOKYO(トウフ トウキョウ)の鈴木氏がアートへと昇華した盆栽は、伝統文化に鮮やかな色彩とコントラスト、永遠性、再生などの新しい価値を加えた作品として反響があるという。
また、枯れた盆栽をアップサイクルし、新たな価値を生むことは「廃棄」という行為に対してのアンチテーゼとも言え、現代社会に問いかける価値があると同社では確信しているという。
ハンズスタッフの声かけにより沖縄初上陸を実現
今回の沖縄初上陸は、ハンズ宜野湾コンベンションシティ店のスタッフがTOUFU社のInstagramやウェブサイトを見かけ、魅了されたことから実現したという。
いわばハンズスタッフが太鼓判を押す作品群。ECサイトでは全国各地から購入できるが、実物を見られる貴重な場となるので、機会に恵まれたならぜひ立ち寄りたい。
RE BONSAI POP UP STORE
開催期間:開催中~7月17日(月) 10時~19時
開催場所:ハンズ宜野湾コンベンションシティ店
所在地:沖縄県宜野湾市宇地泊3-6-1 宜野湾コンベンションシティ1F
(SAYA)