名古屋グランパスは今月8日に行われた明治安田生命J1リーグ第20節で、横浜F・マリノスと対戦。豊田スタジアムのゴール裏にWBC日本代表・佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)のタオルが掲げられ、ネット上で話題となっている。
豊田スタジアム開催の横浜FM戦では、選手入場時にホームゴール裏の名古屋サポーターが赤や黄色を基調としたタオルを一斉に掲げて、独特の雰囲気を演出。そんな中、ゴール裏の一角では「佐々木朗希」と書かれた紺色のタオルが掲げられていた。
この時の様子は、キックオフ時に4秒間の動画によりツイッター上で投稿されると瞬く間に拡散。試合会場に関係ないスポーツ選手のグッズを持ち込んでいることを巡って「面白い」といったコメントがあるが、是非を問う声も多く見られている。
またSNS投稿には名古屋サポーターやサッカーファンのみならず、野球ファンも反応。サッカーファンの気持ちに理解を示すコメントがある一方、サッカーファンの批判に反応する野球ファンも見られるなど、サッカー・野球間で論争も沸き起こっている。
野球とサッカーの対立構造は、これまでもしばしば話題に。代表的な例として、地上波で放送される報道番組のスポーツコーナーにおける尺の長さ・短さを巡る意見対立がある。
ただサッカー元日本代表の本田圭佑選手は今年1月に「なぜサッカーファンと野球ファンが言い争う必要があるのか。視野が狭い」と投稿。「スポーツであり、エンタメ。敵ではなくむしろ同類」と、サッカーファンと野球ファンの協調を求めたことで注目を浴びていた。