釣りは大いなる「自由」
食では鮮魚コーナーに勝てないが、釣る楽しみは無上のものである。もちろんプロアングラーという職も、狭き門だがある。筆者のように、釣ることを綴る良さもある。
ただそういう風に具体的な価値をつけようとしなくても、「一時間だけ楽しみたければ酒を飲め」そして「一生楽しみたければ釣りを覚えなさい」という中国の格言もあるように、何もかも損得勘定みたいな万事せせこましいこの先進国で、釣りは大いなる「自由」である。
調理が嫌ならお店に持っていこう
それにしたって釣った魚はおいしく食べたい。だが調理の面倒くささ、そして筆者のように自ら己を蹴殺してやりたくなるような不器用な手の持ち主にとって、魚を捌くことは苦しみと涙の作業である。
涙のすえの手作りメバル尽くし(提供:TSURINEWSライター井上海生)
しかし、救いの手はある。なじみの居酒屋にでも魚を持っていくといい。筆者は大阪心斎橋のとあるお店に、「ウロコ取りは面倒くさいけど調理してやるよ」と言う心優しき店主がいる。当然プロの手にかかった魚の味わいなのでうまい。そういう手段を持っておけば、実は冒頭につらつらと述べたような鮮魚コーナーの魚のバカバカしい安さなど、塵と吹き飛ぶ。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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