一晩に7~9時間の睡眠時間を確保したい

 ディメント氏はこの実験後も何年にもわたってランディを追跡調査し、彼が実験によって長期的な影響を受けていないことを確認したが、それでも人体に危険であることは明らかでありこの実験を再現しようとはしないよう忠告している。

 ランディ・ガードナーの実験は、極度の睡眠不足が人間に及ぼす影響を初めて実証した実験の1つであり、健康における睡眠の役割の科学的研究への関心も呼び起こすものになった。

11日間一睡もしなかった男に起こった恐ろしい出来事とは? ランディ・ガードナーの睡眠遮断実験
(画像=「Anomalien.com」の記事より,『TOCANA』より 引用)

 今日、慢性的な睡眠不足が糖尿病、心臓病、肥満、うつ病などのさまざまな病気のリスクを高める可能性があることがわかっている。また質の高い睡眠を十分にとると、気分、記憶力、創造性、生産性が向上することも判明している。

 一般的に推奨される睡眠時間は、成人の場合は一晩に7~9時間といわれている。入眠や睡眠に問題がある場合は、医師または睡眠専門医に相談してみるべきなのだろう。

 時には睡眠を犠牲にして頑張らなければならない時があるかもしれないがくれぐれも無理をしないようにしたい。ランディの身体を張った実験から得られた貴重な知見を無駄にしてはならないのだ。

参考:「Anomalien.com」ほか

文=仲田しんじ

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提供元・TOCANA

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