韓国の教会関係者は一応、IAEAの報告を紹介している。IAEAは、福島第一原発の処理水を海に放出する日本の計画の安全性に関して評価するために、独自のサンプリングと分析作業を実施してきた。その結果、日本側の対応は正確であり、精度も高いものであったと判断している。「しかし」、韓国野党・反日活動家は依然、不満なのだ。そして環境保護グループが作成した報告書の内容を検証することなく鵜呑みにして繰り返しているのだ。一方、IAEAは核エネルギーの平和利用を促進する国際機関だ。この分野では世界的に権威がある。そのIAEAの最新報告書は福島第一原発の処理水の海洋放出に問題がないと評価を下しているのだ。
ところで、韓国の古里原子力発電所は毎年、50兆ベクトルのトリチウムを海洋に放出しているが、韓国の教会グループは処理水の海洋放出による放射能汚染の懸念をこれまで公式に表明したことがあるのだろうか。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2023年7月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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