東京・目黒にある日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」館内にある東京都指定有形文化財「百段階段」にて、9月24日（日）までの期間限定で「和のあかり×百段階段2023 ～極彩色の百鬼夜行～」が開催されている。

この夏は、和のあかりと妖怪や鬼の展示が作り出す“妖美な異世界”を楽しんでみては。

「和のあかり×百段階段2023 ～極彩色の百鬼夜行～」が開催

「和のあかり×百段階段2023 ～極彩色の百鬼夜行～」は、7つの部屋を繋ぐ長い階段廊下を進みながら、エリアごとに設定されたストーリー性のある展示を楽しむ没入型のイベント。

同イベントはタイトル通り「極彩色の百鬼夜行」をテーマにしており、現世から異界へ迷い込むような演出のもと、さまざまなジャンルや技法による“和のあかり”の合間から妖怪や鬼が姿を現す。

ストーリーに入り込み、五感で愉しむ空間演出

「和のあかり×百段階段2023 ～極彩色の百鬼夜行～」のストーリーは夕暮れどきから始まる。

強い風で鳴り響く風鈴の音に、異世界へ迷い込む前触れのような不気味さを感じながら先へ進むと、夜が深まり暗闇の中に極彩色のあかりが。

エリアごとに設定されたオリジナル楽曲も相まって五感を刺激し、観覧者自身が物語の登場人物になったかのような没入感を作り出す。

技術と芸術性を極めた作品が集結

各エリアには、さまざまなアートや作品が展示されている。

ペットボトルを再利用し水晶を表現した空間アートや、ワイヤーの輪郭にしゃぼん玉のように膜を張る技法で作られたかんざしによる青い彼岸花、幻想的な楽園をイメージした紙のあかりなど、材質や表現方法の異なる“あかり”作品が集結。夏のひとときを鮮やかに演出する。

夏を涼しくする日本の妖怪の展示も

夏といえば怪談。そこで同イベントでは、陶器の妖怪や、歌舞伎の舞台で表現される四季、演目に登場する妖精や鬼を再現した舞台装飾なども展示する。

現実にはありえない藍色一色の花の世界など、不気味なようでいて印象的な美しさを放つ芸術作品が極彩色のあかりの合間に顔を覗かせる。

なお、イベント中は「ホテル雅叙園東京」にも、幻想的なあかりをプライベート空間で愉しめるコンセプトルームが登場する。イベントと宿泊を通し、東京・目黒で非日常なひとときを満喫しては。

和のあかり×百段階段2023 ～極彩色の百鬼夜行～
期間：開催中～9月24日（日）
時間：11時～18時（最終入館17時30分）
会場：ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
所在地：東京都目黒区下目黒1-8-1
料金：当日券1,500円 他

（IKKI）