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つみたてNISAで投資信託を購入する場合、手数料はかからない。信託報酬もファンドごとに決まっているため、金融機関ごとの違いはない。

ただし、少しでもお得に積立投資をしたいのであれば、クレジットカード決済ができてポイント還元を受けられるネット証券を選んだほうがいいだろう。なかでも積立金額に応じてポイント付与などがある金融機関をチョイスするのがおすすめだ。

たとえば、つみたてNISAの投資枠年間40万円分の積立てをしている人は、最大5.0%のポイント付与をしているネット証券なら、8,000円分のポイント還元を受けることができる。

最低積立金額

つみたてNISAの最低積立金額は金融機関ごとに異なる。

ネット証券は100円から積立投資できるのに対して、銀行は1,000円〜10,000円だ。ネット証券のほうが少額から投資できるので心理的ハードルが下がるのではないだろうか。

引き落としの銀行

どの銀行からの引き落としに対応しているのか確認しておくことをおすすめする。

ネット証券のほとんどが全国450以上の銀行に対応している。他方、銀行は一般的に自行のみの取り扱いなので注意が必要だ。

自分に合った金融機関でつみたてNISAを始めよう

つみたてNISAは、なんとなく始めるのではなく、無理のない金額で運用目的と目標金額を決めて始めることが大切である。

様々な金融機関で口座開設ができるが、まずはそれぞれの違いを知って、慎重に金融機関を選びたいが、いずれにしても、4つのポイントで比較した場合、銀行よりもネット証券が断然おすすめだ。

※本記事は専門家の視点で執筆したものであり投資を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の責任と判断で行ってください。

文・井上喜奈子(ファイナンシャル・プランナー)
中央大学法学部卒業後、大手生命保険会社に入社。約7年、生命保険と損害保険のコンサルティング営業を行う。個人営業と法人営業を経験。出産後ライターとして活動している。