バイデンも「WTF!」モンスタースペックの『ハマーEV』

新型ランクルの生産中止の方がまだマシ?EVハマーは泣く子も起こる〇〇年待ち…
(画像=『MOBY』より 引用)

2010年に消滅したSUVブランド『ハマー』は、GMCブランド初の電気自動車『ハマーEV』でそのブランド名が復活。2021年10月20日に発表されました。

最大出力は1000馬力、最大トルクはなんと15,592Nmというモンスター級の性能。ローンチコントロールシステムの『Watt to Freedom(WTF)』を採用し、0-60mph加速は約3秒と、その巨体に似合わない俊敏っぷりを発揮します。

アメリカのバイデン大統領もこのWTFを利用してハマーEVの加速力を体験しました。

ハマーEVは2021年秋から生産が始まっており、現在は7万7000台の予約注文を受けてるほど、需要があるモデルとなっているようです。

1日の生産台数はわずか12台のみ

新型ランクルの生産中止の方がまだマシ?EVハマーは泣く子も起こる〇〇年待ち…
©Golf_MHNK/stock.adobe.com(画像=『MOBY』より 引用)

2021年4月に予約がはじまったハマーEVの第1弾投入モデル「ハマーEV エディション1」は、11万2595ドルと日本で1000万円超えの高額だったにも関わらず、わずか数日で完売したと言われています。

2021年12月に納車がはじまったものの、現在はそのスケジュールはかなり遅れているようです。

ハマーEVが受注した予約注文の数は前述のとおり7万7000台ですが、現在の生産能力では1日に12台しか生産されていません。このペースでの生産が続けば、7万7000台を生産しきるまでには17年もかかってしまう計算です。

生産台数が増えない理由についてはバッテリーセルに原因があるようですが、GMCの広報担当者によれば2022年後半にはこの問題が緩和されるとしています。